君のお陰で < すとぷり > < 桃 > (ページ30)

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莉犬side

「早めに着いてしまった...」

企画の事話す為にAちゃんと出掛けることになったんだけど...

？「お兄さん１人？」

へ？

？「誰かと待ち合わせしてるんですかぁ？」

やっべー...ナンパやんけ

「や、やめて下さい」

？「私達と一緒にカフェ行きませんかぁ？」

逆ナンかよ...最悪

エ「すみません、ツレに手だすのやめていただけますか？」

フワッと逆ナン女の手を握り、俺との間に入る。

？「わ！イケメン！」

心の声出てるよ～...

エ「行こ。おねーさん達、さよなら」

グイッと腕を掴み、ズカズカと引っ張っていく。

あれ？Aちゃん俺の彼氏？

裏路地に着くと、腕を放してくれた。

エ「はぁ...やっぱり迎えに行けばよかった...莉犬はイケメンなんだから気をつけなよ」

今度は優しく手を握り、予約したカフェに向かった。

エ「すみません、予約していた夢野です」

店「こちらどうぞー」

奥の個室みたいな所を予約しておいてくれたみたい。

エ「そっち座って」

段々Aちゃんが彼氏に見えてきた。

「さっきはありがとう。助かった」

エ「いや、気をつけなよ？俺もよくあるけど、あーゆーの大変だから」

男の子に見られるのか...ご愁傷様です。