誓った3【鬼滅の刃】 (ページ10)

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アオイにお菓子を進めると夜中に甘い物は太るので結構！と断られてしまった…

『美味しいよ、この煎餅』

「いや、太るからいいって…Aは細いですよね……こんな夜中にお菓子を食べても太らなくて尚且つ筋肉もほどよく付いていて……一体何をしてるんですか？」

『いや、別にそこまで大したことはしてないけど……』

頭を悩ませながらお煎餅をパリッと食べる

「兎に角、今日は泊まって行って下さいよ？貴女のことだから万が一のことはないと思いますけど…夜ですし今更帰すのも………」

申し訳無さそうな声音のアオイにじゃあ、有り難くと廊下に座り込んだ

「えっ！？ちょっと、何して…」

『居させてくれるんでしょ？廊下がダメなら庭でも天井でも…「そうじゃなくて…」どう言うこと？』

「そんな所で寝ては風邪を引いてしまいます！ベッドで…」

ベッドで寝ようと言ってくれるアオイに首を横に振った

『怪我１つしてない私なんかは気にしないで。それに、こう見えても一応鍛えてるから心配しないで！』

ドンッと胸を叩くとアオイは知りませんよと言って頬を僅かに膨らませスタスタと歩いて行ってしまった

私は平気なのに……

私は廊下の端に座り日輪刀を傍らに置いて目を閉じた

そう言えば……最近はこんなにもゆっくりと眠りにつけることなんてなかった

深い眠りに落ちる前にしたアオイの足音が近づいて来て私に毛布のような物をふわっとかける音がして柔らかい感触がした所で私は安心して眠った