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「では、行ってくる!」


『行ってらっしゃい!』


「師匠、気を付けて」


「師匠……やっぱり、何でもないや。行ってらっしゃい」


「うむ!行って来る!A達も俺がいない間に任務があったとしても怪我せず俺を待っていろ!」


「「『はい!』」」


柱会議に行く師範を見送って私達は山へと走った



____炎の呼吸 壱ノ型 不知火


____陽の呼吸 陸ノ型 守護無双


亮二兄さんの攻撃を捌くとすぐに反撃を繰り出す


___陽の呼吸 参ノ型 泡沫陽光



頭めがけて振り下ろした刀がシュッと音を立てて亮二兄さんの頭を叩く



「終了、今回は姉貴の勝ち」


よし、と呟いた私を亮二兄さんは悔しそうに見ながら俺も自分だけの技がほしいと呟いた


「Aはすげぇよな、少し見ただけの父さんの技を再現した挙げ句自分で技を作っちまうんだから……」



『そうかな?炎の呼吸の応用も結構入れてるし……』


「謙遜すんなって、善三。そこの握り飯取ってくれ」


亮二兄さんは善三から受け取ったおにぎりを沢山口に入れ、刀をがむしゃらに振っていた





まるで、亮二兄さんは何かに追われているようだった

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作者名:イカ星人 | 作成日時:2020年1月19日 19時

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