誓った3【鬼滅の刃】 (ページ47)

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伊之助と無事に合流して私は乗客を守るために屋根から降りて乗客へと伸びていく肉の塊を斬る

ここは狭いからしっかりと刀の振り方を考えなければいけないな…

____陽の呼吸捌ノ型驟雨夕立

この新技で力と速さを細かく調節して一気に塊をバラバラに刻んで後ろの車両へと移動した

途中で、善逸と禰豆子が居たがあの二人なら大丈夫だろう…

後方の車両には目を覚ました師範が刀を構えながら一人で叫んでいた

『師範！』

「A！無事で合ったか！継子より遅く起きるとは師として柱として不甲斐なし！穴が合ったら入りたい！」

そう言うのは大声で言うことじゃないでしょ…やや呆れつつもすぐに切り替えて師範と刀を振り師範に話しかける

『師範は前方の炭治郎達に指令を、師範がいない間は後方の五両全て私が守っておくから。短い間なら十分守れる』

「承諾した！五両は頼んだ！」

『了解』

師範はうむ！と唸ると汽車の床を蹴り前へと一気に進んだ

師範が移動した振動で汽車が揺れ、踏ん張りながら肉の塊を切り刻んだ

____ 陽の呼吸弐ノ型陽竜昇天

『…このままじゃきりがない。早く本体を斬ってもらわないと持久戦になってしまえば私達の方が不利だ…』

とう弱気になりかけていると互いに寄り掛かって寝ている光さんと百合さんが視界に入った

この二人の幸せを壊すわけにはいかない…この二人だけじゃなくて乗客全員の幸せを……

自分の頬を二三度パンパンと叩き手に力を入れ直し気合いも入れ直す

何…弱気になっているんだ！こんなことで挫けてどうする！

『私は、陽柱の実子で炎柱の継子だ！この理不尽な世界でこんなことなんかはきっとあることだ！どんな試練だろうと乗り越えてみせる！』

そう声に出して自分を勇気付けると息を思いっきり吸い込んだ

___陽の呼吸壱ノ型陽明開闢

もっと…もっと、速く、細かく、力強く！

全員を守り通せ！日暮A！