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夢主side


「うまい!うまい!うまい!うまい!うまい!」


『師範、この卵焼き美味しいね』



師範と駅弁をつついていると後方から明らかに他の人とは違う足音がして匂いからあの三人だとすぐに分かった


口に入っていたご飯を飲み込んで後ろを振り返ると予感は的中、三人が歩いて来た


『おーい!炭治郎、伊之助!後善逸!』


「うまい!うまい!」


「A!」


「キャアーーーッ!Aちゃん!!今日も可愛いよォォーーー!」


「猪突猛進!戦いやがれ!」


『皆無事で…って、取り合えず座ろう?目立ってるから』


「うまい!うまい!うまい!うまい!」


『師範、来たよ…』


そう師範の耳元で言っても師範はうまい!うまい!叫ぶばかりだった。美味しかったならよかったんだけど…声、考えよう?


ほら!善逸なんて師範が本当に柱か疑ってるじゃん!


「うまい!」


「あ もうそれはすごくわかりました」


炭治郎だって呆れてるし…


『ヒノカミ神楽?』


「あぁ、煉獄さん、何か知りませんか?」


炭治郎が戦いに応用できたと言うヒノカミ神楽……聞いたことないな


師範は十一人前をペロリと平らげてうむ!そういうことか!と叫んだ


「だが知らん!【ヒノカミ神楽】という言葉も初耳だ!君の父親がやっていた神楽が戦いに応用できたのは実にめでたいが この話はこれでお終いだな!」


いやいや、師範。早いって…炭治郎は詳しく知りたそうなのに……


「えっ!?ちょっともう少し……」


「俺の継子になるといい面倒を見てやろう!」


もう、師範が話を聞いていない…私はもう聞いて炭治郎に弁解しようと回転させていた思考を停止させて外の景色を見ていた



「あら?Aちゃんじゃない?」


『あ…百合さんに光さん』


前の任務で話を聞いた二人に声をかけられて少し雑談をした



「あの時はありがとうね、お陰で花ちゃんが戻ってきて…」


「町の子供達が帰ってきたんだ。俺達の席まで来てくれないか?少し、渡したい物があるんだ」


そう言われて私は光さん達の席まで向かった

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作者名:イカ星人 | 作成日時:2020年1月19日 19時

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