誓った2【鬼滅の刃】

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「あーあ…最近は全然任務が来なくて体が鈍っちまう」


「兄貴、文句を言っても仕方ないよ。それに、任務が来ないってことは平和ってことなんだからいいじゃないか」



庭でぶんぶんと木刀を振る亮二兄さんとお茶をすする善三を見てまったりと過ごした



今日は体の筋肉を休ませて呼吸の方を専念すると決めた



「あ、姉貴。そこのお煎餅取って」


『わかった…うん！？姉貴！？いつから私のことを姉貴って呼んでたの！？』



お煎餅を取ろうとした手を止めて善三に問い詰める。姉貴って……姉貴っていつから！？



「え、そんなのどうでもいいでしょ。姉貴が取ってくれないならいいよ、僕が取るし」


お煎餅を取ってバリバリと音を立ててお煎餅を食べる善三をジーッと見つめる


昔は姉ちゃん！姉ちゃん！って可愛かったのに今では胡座をかいてお煎餅を頬張り私には見向きもしない



苛ついた私は木刀を持って音を立てないように善三へと投げた


木刀はお煎餅に夢中だった善三の頭に見事当たった


「いたっ……何？姉貴、喧嘩売ってるなら買うけど」


こわっ！ちょっとしたおふざけだったじゃん！木刀が嫌な音してるし！壊れるからそんなに強く握らないで！


「さぁーて、どうしてもらおうかな？」



その日は体を休めようと思ったのに善三に夜まで追いかけられて全然休められなかった



そして、善三に悪戯はしないと心に誓った

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