誓った2【鬼滅の刃】

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北西の町に出た鬼をあっさりと殺して余った時間で町を歩く


この前の鬼は鬼の始祖と呼ばれている無惨専属の十二鬼月ではなかったのに何であんなにも苦戦したのか…


前の戦闘を振り返って、自分に不利な点は何だったのか…


ひとつ、あの洞窟は狭く技を制限されたこと。ふたつ、意識を失った子供という人質が居たこと。


気になった点はあいつらとは違うもう1人の鬼の匂いがしたこと


私にかけられた重力の血鬼術はそのもう1人の鬼の気配がした


あいつらとは比べ物にならないほど強くて恐ろしい鬼のようだった…と、ここで甘い匂いが漂っているのに気づいて一旦思考を停止させた




『…この匂いは？』


吸い寄せられるように甘味処へと入ると私はお茶だけを頼んだ


あっ、そうだ。蝶屋敷にお土産買っていこう



私は手持ちのお金でカステラやチョコを買いお茶を飲んで蝶屋敷に持ち帰った



「A！大丈夫！？」


『うん、約束通り怪我してないよ。任務が有った町に美味しそうな甘味処があったから。はい、お土産』


するとどこからか匂いを嗅ぎつけて来たのかすみちゃん、なほちゃん、きよちゃんが顔を輝かせて私の包みを受け取った



「わぁ！美味しそうです！」


「ありがとうございます！」


「美味しそう…」


呟いたアオイによかったと微笑んで私は師範の屋敷に戻った

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