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何日経ったのだろうか…悲鳴が聞こえればその声の場所まで向かい鬼を倒した
ただ、これは人助けのつもりは毛頭ない。鬼を目の前にすると恐怖よりも怒りが体を勝手に動かしてしまう
それに、ここで死ぬようでは鬼殺隊に入っても簡単に死ぬだろう
10人以上の鬼を殺した所で今は何日経っているのだろうかと思った
取り合えず最初の入り口に戻ろうかと思ったら風に乗って最初の女の子達の匂いがして匂いを辿って行くといつの間にか山を出ていた
朝日が登っていて今は朝か！と思った
場にはすでに何人か居て最初に汚い高音をあげていた金髪少年と頭に包帯を巻いている少年と右頬から鼻にかけて傷がある少年と指先の蝶にしか興味がないと言った様子の少女と亮二兄さんと善三が居た
良かった…二人共無事だった……ちゃんと、生きて会えた…
「お帰りなさいませ」
「おめでとうございます ご無事で何よりです」
これしかいないの？私が助けた人は金髪少年以外誰も生き残ってない……いや、この他にもう一人居たんだ…匂いが残ってる
「死ぬわ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ
ここで生き残っても結局死ぬわ俺」
「で？俺はこれからどうすりゃいい
刀は？」
「まずは隊服を支給させていただきます
体の寸法を測りその後は階級を刻ませていただきます」
「階級は十段階ございます
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
今現在皆様は一番下の癸でございます」
「刀は？」
あの変な髪型の人、刀、刀うるさいなぁ…
「本日中に玉鋼を選んでいただき刀が出来上がるまで十日から十五日となります
さらに今からは鎹鴉をつけさせていただきます」
目の前の少女がパンパンと手を叩くと空から鴉が降りてきて私の肩に乗る
「え？鴉？これ雀じゃね」
え！？待って！あの人雀なんだけど…
「クッ…ふふっ」
『すっ…雀……ふふっ』
私達は笑いを堪えるのに必死だった
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作者名：イカ星人 | 作成日時：2020年1月3日 20時
