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その夜、私は縁側で頭を悩ませていた
やはり、呼吸が使えないのは辛いけどわざわざ自分に苦手な呼吸を無理矢理取得するのもどうかと思う
『どうしよう…』
「何を悩んでいるのだ!」
『師範…』
いつから居たのだろうか、考えすぎてて気がつかなかった
『炎の呼吸は……私とは相性が良くない気がして…亮二兄さんや善三より筋力が無いですし、大威力で広範囲の炎の呼吸は厳しいかな……って思っちゃうんです』
私は本音を告げるとうつむいた
折角師範が教えてくれたのに…
「ならば無理して極める必要も無かろう!他の呼吸を使うのも良い 自分で新たに作るのも良し」
『でも、私には…「出来る!Aには才能が有るのだ」
才能がある……そう言ってくれてとても嬉しかった
「もう、夜も遅いし寝ると良い!悩み事はこれで終わりか?」
『はい!師範、ありがとうございます。気持ちが楽になりました』
「良いのだ」
大丈夫、私ならできる!
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作者名:イカ星人 | 作成日時:2020年1月3日 20時