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「____の呼吸壱の型 陽明開闢」
お父さんはそう叫ぶと刀を横に振った。力強く振り出された刀は空を斬りそいつの頸まで迫った……のだが
「威力も落ちてるし、限界かぁ……よし、僕が終わらせてあげよう！まぁまぁ楽しかったよ
血鬼術 閃光殺拳」
『お父さん！』
お父さんの刀は弾かれお父さんのお腹はそいつの腕で貫かれた
「……ゴホッ……申し訳ございませぬ、お館様…」
ドサッと音がしてお父さんが床に落ちた
ふらふらとお父さんの元へ駆け寄ると目からは光がゆっくりと消え体が冷たくなっていた
「父さん……あぁぁぁぁぁぁ！！」
正一兄さんが今まで見たことのないほどの怒りを露にして斧を持ちやつへ斬りかかった
「うん？面倒だなぁ…」
「お前は、必ず殺してやる！」
「僕はお前じゃないし、ちゃんと光殺(こうさつ)って名前ついてるし…はぁ、まぁいいか」
そいつは正一兄さんの斧を受け止めて正一兄さんのお腹めがけて拳を突きだそうとした瞬間お母さんが光殺と名乗ったそいつの体を押して軌道をズラしたが正一兄さんの脇腹は抉られお母さんは両腕を斬り落とされた
「さぁて、次は君の番かな？」
手に付いたお母さんの血と正一兄さんの血を舐めながら近づいてきて私のお腹を殴った
すんでで避けたけどかすっただけで骨がミシッと音を立てた
『ッツ…返せ………私の、私の家族を！』
涙が溜まった顔で光殺をグッと睨んだ
「おぉ、怖いなぁ……それじゃあ、ころ「むぅ！」お？」
「これは酷い！……」
誰？
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作者名：イカ星人 | 作成日時：2020年1月3日 20時
