番外編 ページ48
伊黒さん救済の時のお話です。コメントにて番外編のネタをお待ちしてます。
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『槇寿郎。行きましょうか。』
「御意」
今回の任務は少しだけ特殊。女性しかいないところにいる鬼。それを狩る。私が今7歳で、槇寿郎との合同任務だから十中八九小芭内に関係しているわね。
二手に別れて鬼を探していると、女の子を見つけた。多分あの子は小芭内に酷いことをいう子だと思う。けれど助けない訳にはいかないから、連れていかなくては。
『怪我はありませんか?今安全な場所へ連れていきますからね。』
私は女の子の手をとって槇寿郎との合流場所へ向かう。そこには鬼を倒した後であろう槇寿郎と小芭内らしき人がいる。
「鬼は狩り終えました。俺が見てきた方の生存者はこの少年だけでした。」
『お疲れ様。私が見てきた方もこの人だけだったわ。』
私達が情報交換をしていると後ろからギリッと音がして振り向くと、女の子が叫び始めた。
「あんたのせいよ!!あんたが逃げたせいで皆殺されたのよ!!50人死んだわ!!あんたが殺したのよ生贄のくせに!!大人しく食『黙りなさい。』何よ!!……ヒッ!!」
『貴女は心からあんたのせい、生贄のくせにと言ったわね。なんの権利があって言っているのかしら。私が屋敷を見てきた限り随分贅沢をしていたように見えたわ。鬼と契約をして、生贄を捧げることで得る贅沢を享受してきた貴女にあの子の気持ちが、恐怖がわかるの!!?あの子の今までの時間は戻らないのよ!!そんなことも分からないの!!?』
女の子は泣きそうになりながら怖がっていた。小芭内の感じてきた恐怖はこんなものじゃ足りないわ。
「A様、俺はこの少女を預かってくれる所まで連れていくので、少年をお願いしてもよろしいですか?」
『勿論よ。そっちは頼んだわね。
___さて、行きましょうか。私は鬼殺隊虹柱の産屋敷Aよ。貴方は?』
「お、俺は伊黒小芭内、です。貴女は気味悪がらないんですか。左右で違う色の瞳とか…。」
確か小芭内は瞳の色と自分に流れている血に嫌悪感を持っているのよね。
『私はとても綺麗だと思うわ。どちらも輝いて見えるもの。それと、あの女の子が言っていたことは気にしなくていいからね。今回のことは絶対に貴方のせいではないわ。』
「はい。あ、りがとうご、ざ、います。」
辛かったわよね。本当に酷いことをされていたのよね。
私は何度も止めたけれど、小芭内は体調を良くした後、鬼殺隊になるための稽古を始めたわ。
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むいむい - ラインのプロフィールのところに長女ちゃんの絵を使っても良いでしょうか (7月2日 13時) (レス) id: 0d0f0690eb (このIDを非表示/違反報告)
メア様推しの人 - どうしたらそんなに絵が上手くなるんですか? (6月4日 23時) (レス) @page16 id: b2dbf5b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
れーー - 絵うますぎ (2020年10月28日 22時) (レス) id: 69c853c22b (このIDを非表示/違反報告)
ほ - 16歳だったら、御館様と歳近すぎません?(( (2020年8月23日 18時) (レス) id: 0579cbeafd (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - (あんぐり)えっ絵上手すぎ‥手の書き方神やん (2020年5月23日 6時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜簪 | 作成日時:2019年11月27日 22時