弐拾陸 ページ35
自室に篭ってから3日すると、襖が開かれる。
「A、あんたいつまでそうしてるつもりなのよ。話し相手がいなくてつまらないじゃない!!」
勿論勝手に襖を開いたのは堕姫。どうやって元に戻ろうか考えていたから丁度よかったわ。利用させてもらうわよ。
『申し訳ありませんでした。蕨姫花魁。いつまでもこうしていてはいけませんよね。』
蕨姫花魁のおかげで吹っ切れてまた元気になった。と、いうことにする。そろそろ善逸が来る頃でしょうし、よかったわ。
数日経つと何処からか凄まじい楽器の音が聞こえてくる。これはきっと善逸ね。分かっているけれど、お化粧や着物の準備をしているので会いに行くことが出来ない。善逸が叩かれてしまうのは阻止しなければ。
準備が終わるほんの少し前に楽器の音が消えた。少し急いで行かないとね。私が着いた頃には善逸が蕨姫花魁の腕を掴んでいる所だった。
『蕨姫花魁、如何なさいましたか?お部屋が荒れていますね。その子達が何かしてしまったのですか?』
「A。…………あんた早く手を離しな。あんたみたいな不細工に触られたくなんかないのよ。」
私からは蕨姫花魁の表情が見えないけれど、怒っているわね。これ以上は危ない。私は急いで2人の間に入る。
『早く蕨姫花魁から手を離しなさい。簡単に触れて良い方では無いのよ。』
善逸の目を見て話すと、分かってくれたのか手を離してくれて、耳に怪我のある子の前に立った。優しい子ね。あとは蕨姫花魁にお話しないとね。
『蕨姫花魁。この子達は私がキツく叱っておきますから、今のところは許してあげて下さいませんか?』
「お、俺からも頼む!!」
私達が言うと、イラついている顔から微笑みに変わった。それでも怖いけれどね。
「ごめんなさいね、最近気に触ることが多くて。Aも気にしないで。準備をしてもいいかしら。」
『えぇ、勿論です。私は戻りますね。』
善逸と女の子を連れて自室に戻ると、一気に力が抜けてしまった。しっかり警戒をしながら女の子の耳に手当てをしてほかの部屋に休ませる。まだ幼いのにこんなに辛い思いをして…。
『善逸。よく頑張ったわね。』
今更恐怖が来たのか善逸が震え出した。何だか気が抜けるわね。
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やっともう少しで戦闘シーンに入るところになりましたね。ですが私は戦闘シーンが苦手で本当に書くことが出来ないのでカットすることになってしまうと思います。できる限り頑張るのでよろしくお願いします。
桜簪
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むいむい - ラインのプロフィールのところに長女ちゃんの絵を使っても良いでしょうか (7月2日 13時) (レス) id: 0d0f0690eb (このIDを非表示/違反報告)
メア様推しの人 - どうしたらそんなに絵が上手くなるんですか? (6月4日 23時) (レス) @page16 id: b2dbf5b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
れーー - 絵うますぎ (2020年10月28日 22時) (レス) id: 69c853c22b (このIDを非表示/違反報告)
ほ - 16歳だったら、御館様と歳近すぎません?(( (2020年8月23日 18時) (レス) id: 0579cbeafd (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - (あんぐり)えっ絵上手すぎ‥手の書き方神やん (2020年5月23日 6時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜簪 | 作成日時:2019年11月27日 22時