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蝶屋敷に到着してすぐ、カナヲを見つけた。

『カナヲ、久しぶりね。』

少し驚いた顔をしたけれどすぐにいつもの顔になったわね。
「お久しぶりです。A様。何か御用ですか?」

なぜか私にはコイントスをせずに話してくれる。とても嬉しいのだけれど、どうしてかしら。

『カナヲと同期の子達に会いに来たのよ。どこにいるか知ってる?知っていたら教えて欲しいわ。』

少し考えてから、こくんと頷いたので知っているのね。あまり長居をするつもりは無いけど少し話しておきたいから。
カナヲが案内してくれたのは、大部屋だった。なんだか新鮮かも。カナエやしのぶは毎回一人部屋にしてくれるの。1度大部屋でいいと言ったらものすごく反論されたので、それ以来言わないようにしているわ。

『ありがとう、カナヲ。助かったわ。』

カナヲは少し照れたようにして去っていった。落ち着いていこう。動揺すれば匂いや音で感じられてしまう。それだけは避けないと。

コンコン『失礼するわね。』

中に入ると驚いている長男、固まったたんぽぽ、へこんでいる猪頭がいた…分かっていても、個性のぶつかり合いすぎて笑ってしまいそうになる。柱も個性が強いけどこっちも負けてないわね。
驚いている長男がやっと落ち着いたらしいので、話をしないとね。

『調子はどうかしら、炭治郎。私の事を覚えている?お話出来る?』

私が話しかけると、ぱぁっと笑顔になった。可愛い。

「あぁ、覚えているぞ!!調子も大丈夫だ!!話も出来る….ぞ………ます。」

私の立場を気にしてくれているのね。別に構わないのだけれど。

『それは良かったわ。それと裁判の後に言ったでしょう?様呼びも敬語もなくていいと。私は気にしないわよ。』

炭治郎が頷いて「そうですか!!」と嬉しそうに言った。敬語は抜けないのね。固まっていたたんぽぽが動き出して、騒いでいる。大体を聞き流すと炭治郎が話を聞いてきた。

『炭治郎、私は貴方を信じるわ。でも、少しでも覚悟が揺らいだりしたら信じる事が出来なくなる。最後まで意志を強く持ってね。そうすれば必ず味方になるから。』

真剣な顔をしてしっかりと頷く炭治郎をみて、私の緊張がほぐれた。

「あっ、あの、俺我妻善逸って言います!!善逸って呼んでください!!名前を教えてください。そしてこれは何かの運命です!!結婚しましょう!!そうしましょう!!」

これ実際にやられると怖いのね。

『あー、えぇっとー「善逸君。この方にそのようなことしないで下さい。」あら、しのぶ。』

拾壱→←仇



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むいむい - ラインのプロフィールのところに長女ちゃんの絵を使っても良いでしょうか (7月2日 13時) (レス) id: 0d0f0690eb (このIDを非表示/違反報告)
メア様推しの人 - どうしたらそんなに絵が上手くなるんですか? (6月4日 23時) (レス) @page16 id: b2dbf5b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
れーー - 絵うますぎ (2020年10月28日 22時) (レス) id: 69c853c22b (このIDを非表示/違反報告)
- 16歳だったら、御館様と歳近すぎません?(( (2020年8月23日 18時) (レス) id: 0579cbeafd (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - (あんぐり)えっ絵上手すぎ‥手の書き方神やん (2020年5月23日 6時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜簪 | 作成日時:2019年11月27日 22時

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