検索窓
今日:1 hit、昨日:29 hit、合計:453,975 hit

ページ12

柱合裁判が終わると次は柱合会議が始まる。村田さんが出てきて話してたけど、柱の威圧すごかったわね。
お館様が退出してからいつもは真っ先に出て行く義勇がまだ残っている。というよりも、全員動かない。私は毎回最後に出るようにしてるから、どうしようかしら。

『どうかしたの?皆動かないで何をしているの?』

私が問いかけると、実弥が意を決した様に話しかけてくる。真剣な顔をして…

「A様。何故鬼を連れた隊士に命を懸けたりしたのですかァ。もし鬼が人に襲いかかったら……いくら今回A様の血に耐えたとしても、絶対に襲いかからないという証拠はないでしょう!!」

なるほどね。全員が真っ直ぐこちらを見ているということは、皆それで残っていたのね。蜜璃なんて少し目が潤んでるのに、じっと見つめてくるわ。

『もし、禰豆子が人に襲いかかって私が死んだとして、私が死んでから柱が1つ欠けること以外で鬼殺隊に良くないことがあるかしら。私たちは鬼殺隊でいる以上常に死と隣り合わせなの。死んでしまう理由が鬼に負けるか、私が判断を間違えてしまったのか、それだけの差よ。』

皆何か言いたげなのに何も言わないわ。

『何か言いたい事があるなら言っていいのよ?』

「あの者達を信頼する理由をお聞かせください!!報告書に記した以外にもなにか理由があるのでしょう!!」

流石杏寿郎ね。言うべきか、言わぬべきか迷っていたけれど、言った方が良さそうね。実際に会ってみて感じたことを。

『そうね。杏寿郎の言う通り理由はもう1つあるわ。私が炭治郎に初めて会った時、すごく驚いたの。だって、私が最も信じている者たち_____柱と同じ位強い覚悟を感じたから。勿論炭治郎は貴方達と比べものにならない位弱く危うい。それでもあの子は必ず強くなる。強い覚悟は人を強くする。禰豆子も同じ。人を守るという思いをしっかりと持っている。
私は貴方達をこの世界で最も信じているわ。だから、炭治郎も禰豆子も信じる。その証拠として命を懸けた。』

「A様はド派手に俺達を信じているから、それに似た雰囲気を持つアイツらの為に命を懸けたと。」

『ええ、そうよ。』

なんか皆複雑そうな顔をしているわね。

『ほら、説明は済んだでしょう?早く自分の屋敷に戻りなさい。身体を休ませるのも立派な任務ですよ。』

なんだか納得していないようだけれど、部屋を出ていく。

『しのぶ、後で蝶屋敷に行くわね。』

「分かりました。お待ちしております。」

仇→←漆



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (151 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
486人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 転生 , 救済
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

むいむい - ラインのプロフィールのところに長女ちゃんの絵を使っても良いでしょうか (7月2日 13時) (レス) id: 0d0f0690eb (このIDを非表示/違反報告)
メア様推しの人 - どうしたらそんなに絵が上手くなるんですか? (6月4日 23時) (レス) @page16 id: b2dbf5b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
れーー - 絵うますぎ (2020年10月28日 22時) (レス) id: 69c853c22b (このIDを非表示/違反報告)
- 16歳だったら、御館様と歳近すぎません?(( (2020年8月23日 18時) (レス) id: 0579cbeafd (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - (あんぐり)えっ絵上手すぎ‥手の書き方神やん (2020年5月23日 6時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜簪 | 作成日時:2019年11月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。