~First Lover~ -lll- BTS.JK

126. 初めて ページ28

Yoongi's Side





MG「よろしくお願いしま〜す♪」





愛想笑いをしているミギョンちゃんとか言う子。





それに無反応の俺。





あぁその偽りの笑顔で男を
堕としてきたのだろう。





MG「グクの部屋行っててもいい？」





返事がないのに耐えられないのか
ジョングガにすり寄ってる。





JK「えっ、」




YG「今度にしてくれるかな。

急だし夜遅いから
ジョングガ送ってってやって」









送ってから帰ってきたジョングギ。





遠くから見ても顔がやつれているのに
気付いてやれなかった…





YG「ジョングガちょっと座れ」





ダイニングテーブルにジョングガを座らせる。





YG「俺はあんまり口出しはしない主義だ。

お前の場合は一緒に住み始めてから
口出しなんてしなくていいほど
いい子でいてくれてるから助かってる。」





話してる間もジョングガをまっすぐ見つめる。





瞳の奥が揺れてるのは
何か不安があるからだろ？





YG「だけど二股は…ましてや
うちに勝手に入ってきてた女に乗り換えたとか…
そういうのは黙ってられない、俺は」








初めて…初めてジョングガを怒る。





悪い事とかしてこなかったし
怒られる理由も作ってこなかった。





一人暮らしをするって言う親戚の子を
面倒を任せられた時は正直嫌だった。





でも実際に会ってみたら
礼儀正しくて元気で
たまに見せる笑顔は無邪気でうさぎっぽくて。





仕事に行き詰まった時とか
よく励ましてくれてたっけ。









YG「お前最近どうした。

暗い顔してため息多いけど
ソリョンちゃんと別れたのに
関係してるのか？



辛い事あるんだったら言えよ。

それくらい受け止める準備できてる。」





すると顔を上げると同時に
涙が頰を伝う。





JK「ヒョンっっ、俺もっう
どうし、ていっいかわから、ないです」





今日初めてジョングガの涙を見た。

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