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-JM side-
あちゃ〜。
テテに構ってたら1限ギリギリになったじゃないか。
なんて心の中で悪態をつきながら教室に戻っていると、
物凄い勢いで走って向かって来たのは
『地味子』なんてあだ名のついた、
入学式の噂のあの子だった。
ぶつかるって思った時にはもう遅くて、
彼女の眼鏡が飛んだのが見えた。
なんとか彼女を支えるのは間に合ったみたいだ。
「…大丈夫？」
抱き締めたままの状態で
なるべく優しく聞いたつもりだったんだけど、
声を掛けた瞬間
ピシャリと固まったと思ったら
急にガタガタと震えはじめた。
謝った彼女の声は震えていて
弱い力で胸を押され距離を取った。
これでもかってくらい、ぎゅっと目を瞑って涙を流すから
痛かったよね、ごめんね
って思いながら涙を拭おうと頬を撫でると
一瞬彼女の体がピクリとして
涙を溜めた大きくて綺麗な目がぱちりと開き
僕の姿を映していた。
彼女をこんな至近距離で見たことはなかったものの
そばかすだと思っていたものもメイクだったようで涙と一緒に流れ落ち、
ぱっと見綺麗とは言えないけど
そんなのはどうでもいいくらい顔立ちは整っていた。
男子にしてはあまり背の高くない僕よりも少し小さい彼女は
必然的に上目遣いになってしまっていたからなのか、
この状況で彼女には申し訳ないけど
泣いた顔がとても可愛かった。
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ててちむ(プロフ) - ちむたんさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しく思います！頑張ります！ (2020年4月26日 18時) (
レス) id: 9d2a92e484 (このIDを非表示/違反報告)
ちむたん - はじめまして、ちむたんと申します！どんな展開が待っているのかとっても気になります！！更新頑張ってください！！応援してます！！！ (2020年4月26日 12時) (レス) id: eb6521bf0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ててちむ | 作成日時：2020年4月25日 22時
