＊2＊ ページ2
もう2度とあんな思いはしたくない、と決意し迎えた
知ってる人が誰も居ない
地元から少し離れた高校の入学式。
まだ不慣れなメイクでそばかすをこれでもかってほど沢山描いて
唇の血色が悪く見えるようにうっすらとコンシーラーを塗る。
仕上げに度なしの丸眼鏡とお下げ。
ミニスカートで溢れる中、
私1人だけ膝下スカートを履いて
今時居ないだろって誰もが引くくらい、
芋くさくてだっさい格好で入学式に出た。
早速付けられたあだ名は
『地味子』
初めは廊下ですれ違う人と肩がぶつかってしまうと
汚い物に触れたかのように扱われたりしたが、
今では私に構うのも惜しいと学んだのか、
誰もそんな素振りはしなくなったし、何も言われなくなって
まるで空気になった気分だ。
そんなのは中学の頃に比べたら全然マシで
中学の一件で人間不信かつ男性恐怖症になってしまった私にとってはむしろ
これなら襲われないんだ！
と嬉しく思ったくらい。
それはそれは順調な高校生活を送れていた。
___________あの日までは...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 115人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ててちむ(プロフ) - ちむたんさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しく思います！頑張ります！ (2020年4月26日 18時) (
レス) id: 9d2a92e484 (このIDを非表示/違反報告)
ちむたん - はじめまして、ちむたんと申します！どんな展開が待っているのかとっても気になります！！更新頑張ってください！！応援してます！！！ (2020年4月26日 12時) (レス) id: eb6521bf0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ててちむ | 作成日時：2020年4月25日 22時
