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ちょこれーと 青 ページ20
Aside
カーテンの隙間から朝日が差し込む。
子供たちの明るい声が聞こえてきて、あぁ朝なんだなとやっと認識した。
｢おはよう、A。お寝坊さんやなぁ。まだ眠い？｣
朝日よりも眩しい顔面にシャキッと目が覚めそうだった。覚めなかったけれども
。
性格も顔面もイケメンのこの人間は私の恋人の正門良規。
Aぇ！groupというアイドルグループに所属している。
今日はもんちゃんもオフで私も仕事が休みだったため、明日はゆっくりしようね〜と昨日決めていた。
｢ん〜ねむ…ぃ｣
｢最後の方言えてないやん笑朝ごはん出来てるけど食べる？｣
｢うんたべる〜もんちゃつれてって〜｣
｢うふふかわええ。ちょっと持ち上げんで〜｣
もんちゃんは私を軽々と姫抱きし、ダイニングに連れていってくれた。そのまま椅子に座らせてくれた。
｢もんちゃんなんでそんなにやさしぃの〜｣
｢ぽやぽやしてるなぁ笑Aだからやで｣
もんちゃんはハムエッグを頬張りながら笑顔で答えてくれた。
甘々だよぉ…朝から糖分過剰摂取で血糖値爆上がりだよぉ…
｢もんちゃんってちょこれーとみたいやね｣
｢チョコレート？｣
｢おん、チョコレートみたいな甘々｣
もんちゃんがつくってくれたココアでトーストを流し込む。
もんちゃんみたいなチョコレート味。美味しい。
｢せやからチョコレート見る度もんちゃんのこと思い出しちゃって、笑｣
｢ずっと意識しててええんやで？｣
うわっ！スパイス！こあくまさかど！
｢やっぱ辛子チョコレート！！！｣
｢え〜なんやねんそれ笑｣
おわれ
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作者名：晴 | 作成日時：2022年11月29日 19時
