怪盗と華麗な夜を

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あなたside



「よっと」



キッドの場所まで飛び降り、びっくりしていた
様子のキッドだったが帽子の下から見える
口元が怪しい笑みを浮かべているのが分かる



「それで〜なにが違うの？
貴方が宝石を狙う理由ってもしかしてパンドラ？」



キッド「お久しぶりですね、A
久々の再開のキスは無いのですか？」




「はぁ？！ふざけないでよ変態泥棒///！！」



確かに久々の再会ではあるけど
ほんと調子狂う、このままじゃキッドのペースに
乗せられてしまう



「それより質問に答えてよ」



キッド「では交換条件で、貴方がここにいる目的を教えて頂きたい」



「ええいいわよ？貴方に会うために来たの


ねえ、黒羽快斗君？」




一瞬びっくりしたキッドだったがシルクハットを
深くかぶり直し笑ってみせる
まぁ今はキッドと言うべきねと足しておいた


調べはついてる
いくら私でも自分がこれからキッドにある事を
頼むのになにも知らずに飛び込む馬鹿じゃない




キッド「全てお見通しというわけですか
そうですね、貴方の予想通り私の狙いは


パンドラです」



ですがと続けるキッドとキッドの目を見る私



キッド「不老不死になりたいがためではない
ある組織の手に渡る前にパンドラを見つけ
この手で壊す。
それが私の目的ですよ」



「納得、だから盗んだ宝石を返してた訳ね」



キッド「盗むものが宝石だけとは限りませんよ」



その瞬間、キッドに腰を抱かれ
ハンググライダーを広げその場を後にした

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