検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:32,780 hit

ページ3

.




「・・・おやすみ……」




あま〜い声で、囁くと。
そっと。私に布団をかけた。




甘い。甘々だよ隆くん。
どうしちゃったの?

いや、でも。
どうしちゃったの?って、変だな。

恋人なら、こういうのって当たり前の事だもん。
おやすみのキスとか、普通だよね。




やっぱり、隆くんおかしいよ。
私達、変なんだよ。

もしかして。
考えたくないけど、もしかして。
誰かと間違えてる?




いやいや、隆くんに限って、そんなハズはない。
・・・でも、そう考えると、納得。

もしかして私は二番目の女?
二番目より、もっと下?




しょうがないから、付き合ってやってる。みたいな?

なんだそれ!
隆くんは、そんな、そんな事……
・・・言いそう。




ああ、ダメだ私。
隆くんが、予想外な行動とるから!
どんどん変な妄想が広がってく。




二番目でもいいよ!
三番目でもいい!
とか思い始めてる。




キスとか、ハグとか!
それ以上も!
したくないなら、しなくていい!
その、優しい声で。
私の名前を呼んでくれれば。それだけで満足なんだよ!




一緒に住んでるのに、寝室が違う意味とか!
聞かないからね!
気にしてないから!



あ、これ気にしてますって言ってる様なもんじゃん。




違うんだよー!って。
別に隆くんには聞こえてないのに、否定しとく。




だめだ。もう寝よう。
どんどんマイナスな方に、気持ちがいっちゃう。




.

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (81 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
359人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あめ | 作成日時:2015年8月20日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。