不意打ち ページ22
【大野side】
それから、用意してくれていた料理はどれもうまかった。
翔くんが自慢したいのもよくわかる。
魚介の生春巻き・アボカドのディップ・シーザーサラダ・コロッケ・からあげ・クリームシチュー・サフランライス…
それに、ビールもたくさん出してくれて・・・おつまみも全部手作り。
ムール貝の生ハム巻ソテー・つくね・うずらの煮玉子・それから家で漬けたという漬物が絶品だった。
ここはお店かって・・・。
大野「いつもこんなに出てくんの？」
A「いいえ、ちょっと張り切り過ぎちゃいました。大野さんのお口に合えば嬉しいです。」
大野「どれもほんとおいしいよ。」
ここに住みたいな・・・。
それからおいらと翔くんがちびちびとお酒を楽しんいる横で、チビ嵐がずっと待ってくれていたのに気付いた。
両手にひとつずつみかんを持っているチビ嵐を、スッと抱き上げて膝の上に乗っけた。
大野「食べる？」
みかんをひとつ受け取って、剥いてあげた。
大野「あーん して？」
嵐「あ〜〜ん。」
そのちいさな おくちにみかんを入れてあげた。
嵐「(もぐもぐ…)おいち〜♪」
おいら ちょっと酔っぱらってきたのかも。
この膝に座ってる天使が可愛くて仕方なくなってきた。
大野「おおのくんに ちゅうは？」
嵐「やーーー！」
おいらの近づけた顔を、チビ嵐はちっちゃな手の平で力いっぱいグググっと押し返してきた。
翔「大野くんに ちゅうしてあげなよ〜。」
嵐「やーーよ。」
大野「ケチ！」
嫌がってるのも可愛く思ってきたおいらは、もう一回顔を近づけてみた。
でもやっぱり押し返されるんだ。
嵐「おーのくんは ぱぱのほー みりゅのっ！」
翔くんでも見ときなさいって言われて、顔をチビ嵐の手で固定された。
仕方なく、翔くんでも見ながらビールを口につけようとした。
その瞬間だった・・・
嵐「しゅきー♪ちゅっ」
おいらの顔をちっちゃな手で固定したまま、おいらのほっぺにチュウをしてくれた。
大野「おおっ！」
反則だな。
・・・不意打ちなんてさ。
そんな高度な技、誰に教えてもらったの？
大野「連れて帰っていぃ？」
翔「それは絶対にだめ！だめ！」
大野「冗談、ふふ」
おいらもこのマンションに越してこようかな。
すっかりチビ嵐にハマっちゃったよ。
勝負は圧倒的に おいらの負けだね。
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のあのあ(プロフ) - バツイチ最初からここまで引き込まれて一気に読んでしまいました…続き読みたいけど、いい加減寝ます(笑) (2014年8月24日 3時) (
レス) id: 396d53c0c3 (このIDを非表示/違反報告)
エイミ(プロフ) - 芹愛さん» コメありがとうございます♪面白いっていってもらえてうれしいです♪ (2014年5月17日 14時) (レス) id: 7a7f498f12 (このIDを非表示/違反報告)
芹愛(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！ (2014年5月17日 11時) (レス) id: 370496bef6 (このIDを非表示/違反報告)
エイミ(プロフ) - みさきさん» コメありがとうございます♪楽しんで貰えてうれしいな♪がんばりまーす☆ (2014年5月16日 20時) (レス) id: 7a7f498f12 (このIDを非表示/違反報告)
みさき - 更新頑張ってください！楽しーです★ (2014年5月15日 23時) (レス) id: 8a885b7f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エイミ
| 作成日時：2014年4月24日 16時
