トリップ？王道だけどなぜ今。6【Dr.STONE】

241→次の日には宣言通り通貨が誕生しました ページ10

それから1時間くらい、皆で千空の解説を聞きながら春の天体観測を楽しんだ。こういうの、良いね…また皆で見たいな

「そろそろ寝ないと明日に支障が出そうだね…楽しいけど、ここまでかな」
「そうね、誰かさんはこのままだと寝ないで過ごしそうだしね？」
『あっはは…南ってば、私は大丈夫だって、1日位なら…多分？』
「いや前科あるし全く説得力ないからね？Aちゃん？」
「フゥン、貴様らとAが過ごした数年に俺が入る事は叶わん、過去だからな。だがコレからは違うぜ、だからA。俺に甘えろ、遠慮はいらん！」
『えぇと……ありがとう？うん、何かあったら甘えさせて貰うね…』

「いや遠慮しろ…つか近ぇよ…んで、Aはもっと警戒しろバカ」
『警戒…不意打ちすんのは千空と良く似てる気もするよ…？』
「似てねぇ」
『即答？！』
「はっはー！千空も照れ屋か？」
「いや違ぇよ！」

「…うん、漫才を見てる気分になるね」
「もうどっから突っ込めば良いか分からないよ俺……」
「とりあえず、2人の間からAを離れさせようか」
「何気に羽京ちゃん容赦ないよねぇ…」
「……龍水さんって本当に…何と言うか、独特ですよね…」
「とにかく、今夜は解散ね…明日からまたたくさん働くでしょ？」
「あ"ぁ、そうだな…ちゃんと寝ろよ」
『分かったよ…付き合ってくれてありがとう、千空、皆！楽しかったよ。また皆で星空観ようね』

皆と約束して、そして去り際また撫でられたし……もう、心配性だなぁ千空は…その日は解散して、次の日、油田を見つけるための探索チームが組まれた

「おぅ！任せろ！新生クロム発掘隊によ！！最強の探検トリオで、石油とか言う資源の王様、バッチリゲットして来てやるぜ…！！」
『クロム、コハク、羽京…気を付けてね？』
「おぅよ！」
「あぁ、心配するなA。クロムが暴走しそうになったら私と羽京で止めよう」
「そうだね…ありがとう、A。行ってくるね」
『行ってらっしゃい！』

皆で3人を見送って、それぞれの仕事に戻る中、ナマリ君と基本さん、今日の2人は龍水の紙幣作りが仕事…泣きそうになりながら仕事に向かうナマリ君に、そっと撫でて応援してあげた

『大丈夫だよ…ナマリ君が村1番の絵描きさんだから龍水もお願いしたの、あぁ見えて悪い子じゃないから…基本さんもいるし、怖がらないでね』
「……うん……頑張、る…！」
「僕も一緒にやるから安心してね」
『お願いします』

かくして、龍水財閥の紙幣は誕生した……

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