238→信頼で価値あるものになるモノ ページ7
『うん、もう大丈夫…ありがとう南、来てくれて嬉しかった…』
南にぎゅっとくっついてて安心すると離れてお礼を言った
「良かったわ、羽京が急に焦るから何を言ったのかと思っていたけど、まさかいきなり口説くなんて…流石に想像付かないわよ」
「本当だよ…僕が聞こえていたから良かったけど…」
「貴様ら、本人の目の前で堂々と盗み聴いた事を言うな、全く…俺は欲しいモノを欲しいと言ったまでた」
「あはは〜龍水ちゃんはゴイスーに直球ね〜…」
「…うん。きっと龍水、君はそういう性格なんだろうね……気になる話があるんだ、確認してもいいかい？」
「あぁ、無論だ。さっきのAの発言についてだ、違うか？」
「あぁ、そうだね…流石だよ。明日、やろうとしている事を改めて聞きたいんだ」
『あ…司…』
「司さん…」
「心配しなくても大丈夫だよ、A、雪弥…確認がしたいだけだから」
司……さっきの会話が羽京によって聞かれていたなら、私の問いかけも聞いていたはず…ただ、今の時点で納得して動くかどうかは司次第…
「良いぜ。石油さえ手に入れば、俺の航海術で必ず貴様らを！地球の裏まで連れて行ってやる！！…ただ条件がある。全員の命を背負う命懸けの仕事だぜ？船長報酬として……発見した油田の権利は俺が貰う、そして貴様らは俺から石油を買うんだ。その為の紙幣を造らせる、絵が得意な奴はいるだろう？さっきAに言い当てられたのはコレだ」
「うわぁ〜ドイヒ〜…あこぎすぎるでしょ…！」
「命の値段をケチるとは無粋だな。高いと思うなら他の奴に…」
「あ"ー腕考えりゃテメーしかいねぇよ。分かっててぼったくりやがる」
「……通貨を作るんだね。龍水、君は…今はまだ、その価値がなくても必ず価値あるものになる、と確信しているんだろう」
「無論だ。通貨の価値はソコにモノがあるかどうかなど関係ない。信頼だ！千空なら必ず石油を見つけ出す。その期待こそが紙切れを宝に変える」
「あのね！皆がお金で支配できる訳じゃ…」
「何を言っている？金は文明の作り出した便利な道具に過ぎん。金は人を支配する為の物じゃあない、意志を纏める為のものだ。皆の力を合わせる事が出来る、ソレこそが人類が最強たる所以だ、違うか？俺は全ての女が好きだ、男もな。全てが欲しい！当然司、氷月貴様らもだ！」
「……ほんと〜に欲望に素直ねぇ…」
「良く分かったよ……君がただの既得権益者じゃない、とね。龍水…改めて、共に歩む仲間として宜しく頼むよ」
239→せっかくなので皆で星空を眺めよう→←237→夜なのに皆集まって来て驚いたね？
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美玖(プロフ) - ベルさん» ベル様、コメントありがとうございます！一気読み！？凄いですね！嬉しいです♪これからもマイペースに更新させて頂きますので読んで頂けたら嬉しいです！コメントありがとうございました！ (1月14日 23時) (
レス) id: ddcbc460f7 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 面白すぎて一気読みさせていただきました！マイペースで更新頑張ってください！！応援してますｯ！！！ (1月14日 22時) (レス) @page31 id: d6d89fc12c (このIDを非表示/違反報告)
美玖(プロフ) - にぃさん» にぃ様、コメントありがとうございます！最高だなんて、嬉しいお言葉まで頂けて幸せです。これからもマイペースに更新しますので宜しければ続けて読んで頂けると喜びます！ (12月13日 22時) (レス) id: ddcbc460f7 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - ああ、もういつ見ても最高過ぎます！ (12月12日 17時) (レス) id: 9cceebbfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美玖 | 作成日時：2023年12月10日 1時
