279→実りの秋〜それも役割になるなら、喜んで皆に会いに行こう！ ページ47
暑い夏が過ぎ、航空写真から油田を探し出す私たちの果てしない道は続く。
クロムやコハク、羽京達地上探索チームと協力して、気球を使って撮った航空写真を現像し、油田の手がかりを探す……
季節はあっという間に夏から秋に移り変わっていた…
「みっつかんねーー！くそっ、手掛かりならたくさんありそうなのによ！って…栗？」
「そうだね…冬が来る前までに見つけないといけないからね…この辺りは冬備えにも良さそうな食べ物がたくさんありそうだから、後で村の皆に報告しようか」
私はと言えば、雪弥と一緒にフランソワと保存食作りにパン作り、それから向こうでそろそろ収穫される小麦を預かりに行く役割だった。
雪弥はパワーチームでもあるけど、頭も良く適度にマルチタスクをこなせるから皆から重宝されている…凄いなぁ…私も頑張ろう！
「それでは、向こうにいらっしゃる皆様から小麦を頂いて来るのと、作ったパンをお届けに行って参ります」
「あぁ、言ってこい。皆フランソワとA、雪弥のパンを楽しみにしているからな」
『ついでに皆の様子見てくるね、皆疲れてると思うし…』
「あ"ーそうだな、定期的に顔見せしねぇと拗ねる奴らもいるからな。激励してやれ」
『…え？そうなの？』
「…Aちゃんはそろそろ自分がどれだけ皆に好かれてるか気付いたら良いと思うんだけどねぇ…ほら、千空ちゃんや龍水ちゃんだって離れてる時頻繁に電話して来たじゃない？そういうのも立派な役割よ、この世界では」
『そっか、そういうのも役割になるんだね…それなら喜んでやるよ！ありがとゲン、私も頑張るね』
「あまり無理はするなよ、倒れては意味が無いからな」
『うん、それじゃあフランソワ、行こっか！』
「畏まりました、それでは参りましょう」
って事で司達がいる小麦畑がある平野にパンを届けに向かった、
ちなみに運転は私！
『着いた〜！』
「早速皆様へ届けに行きましょう」
「フランソワとAなんだよー！」
「フランソワとAちゃんとパンが来たのぉー？！」
「小麦を取りに来ただけだろう、待て銀狼！！」
「はぁ…全く銀狼クンはこういう時の行動力は早いですね…」
「うん、だけど皆そろそろ顔が見たいと思っていた頃だろうから、嬉しいんじゃないかな」
走って来てくれたスイカを抱きしめて撫でていると銀狼も後から走って来た…もちろん抱きつこうとしたのは阻止されてました、追いかけて来た氷月に…早いな？！
「全く何をしているんですか銀狼クン…」
280→小麦を収穫する前にまずは休憩！→←278→(番外編)雪弥と私の誕生日のお話
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美玖(プロフ) - ベルさん» ベル様、コメントありがとうございます！一気読み！？凄いですね！嬉しいです♪これからもマイペースに更新させて頂きますので読んで頂けたら嬉しいです！コメントありがとうございました！ (1月14日 23時) (
レス) id: ddcbc460f7 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 面白すぎて一気読みさせていただきました！マイペースで更新頑張ってください！！応援してますｯ！！！ (1月14日 22時) (レス) @page31 id: d6d89fc12c (このIDを非表示/違反報告)
美玖(プロフ) - にぃさん» にぃ様、コメントありがとうございます！最高だなんて、嬉しいお言葉まで頂けて幸せです。これからもマイペースに更新しますので宜しければ続けて読んで頂けると喜びます！ (12月13日 22時) (レス) id: ddcbc460f7 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - ああ、もういつ見ても最高過ぎます！ (12月12日 17時) (レス) id: 9cceebbfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美玖 | 作成日時：2023年12月10日 1時
