273→まさかの展開 ページ41
「…なるほど、もしかしたら創造神がAの頭の中に直接干渉して来てる可能性がある、って事か…そういえばさっき、雪弥とAの周辺だけ風の音がした気がした…」
「えぇ…？！そんな恐い事って…まぁでも、そうね…さっきまで普通だったのに、急に表情が一変したの、それってちょーっとAちゃんにしてはおかしいんだよねぇ…」
「…何か気付いたんなら話せよ、ゲン」
「おれが同調したことももしかして…って事ですか？」
「そうそ、だってさ、よーく考えてみて？さっきまで一緒に笑ってたのに、そんな急に不安にはならないよ、人間の精神力は何かのきっかけがなければ急な上下はしないものなの…特にAちゃんや雪弥ちゃんみたいな良くも悪くも頑固なタイプはね。例えば…誰かに催眠術の類を掛けられたりとかしなければ、ね」
「なるほどな、神ならば、その位の事は容易い、違うか？」
『…アースは…何か知ってる、の？』
【ごめん…正直ボクも、確信は持てない…ただ、創造神様ならその位容易く出来てしまうよ…ボクはキミの為の神様なのに…不安を煽っちゃって本当にごめん…】
『ううん、アースも分からないんだね…』
「だったらよ！マーキュリーは何か知らねぇのかよ？アースと繋がってんだろ？」
「それはそうだな！マーキュリーはアースの姉君だろう？何か知っているのではないか？」
《えぇ……先程、創造神様の力が雪弥達に入り込むのを感じましたわ…アースは、今両翼がないから感じられないのだと思います…私は、それをすぐ伝える事を抑えられていましたの…そして止める事も…すみません、アース、皆様…恐らく、入り込んだ創造神様の力を解除する事は出来ますわ…ただ、私自身がどうなるかは分かりませんけれど…》
「つまり、創造神様がこのタイミングで干渉して世界初の写真にコイツが写り込むのを阻止しに掛かったっつう事か」
「この最初の1枚には、それだけ重要な意味があるって事なの？この子や雪弥に干渉する程…」
「あ"ーそこだがな、語り継がれる場所に展示されるモンにAが載る、それを意地でも抑えに来てるとしか思えねぇな」
「マーキュリー、2人の干渉の解除は必要だ。だがそれにより貴様が傷付くのは皆も望まないだろう。他に解除する方法はあるのか？」
【多分、1枚目を千空1人で写れば解除される気がする……まさか創造神様がこんな干渉をしてくるなんて…】
《えぇ…私達の知るあの方とまるで別人ですわ…》
『どうしたら良いんだろう…』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「愛され」関連の作品
【IV】── ｢貴方は、知らないでしょう。｣──
トリップ？王道だけどなぜ今。【Dr.STONE】〜ｉｆ〜
なんか生贄体質らしいけど強く生きたい(願望)【DIABOLIKLOVERS】
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美玖(プロフ) - ベルさん» ベル様、コメントありがとうございます！一気読み！？凄いですね！嬉しいです♪これからもマイペースに更新させて頂きますので読んで頂けたら嬉しいです！コメントありがとうございました！ (1月14日 23時) (
レス) id: ddcbc460f7 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 面白すぎて一気読みさせていただきました！マイペースで更新頑張ってください！！応援してますｯ！！！ (1月14日 22時) (レス) @page31 id: d6d89fc12c (このIDを非表示/違反報告)
美玖(プロフ) - にぃさん» にぃ様、コメントありがとうございます！最高だなんて、嬉しいお言葉まで頂けて幸せです。これからもマイペースに更新しますので宜しければ続けて読んで頂けると喜びます！ (12月13日 22時) (レス) id: ddcbc460f7 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - ああ、もういつ見ても最高過ぎます！ (12月12日 17時) (レス) id: 9cceebbfe5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美玖 | 作成日時：2023年12月10日 1時
