183→アースの姉の力と影響 ページ43
「見えた、って今の話で？！千空ちゃんジーマーで？！」
「あ"ーまぁな。だが立証するには情報が足りねぇ…アース、テメーはなんでその姉の考えてる事が分かる？」
【それは…ボクと姉さんが対だから、かな…ボクもさっき急に意識に流れ込んで来たんだ…多分、姉さんが転生させた子が石化から解けたから一気に来たんだと思う、んだけど…】
「…先に聞くが、アース、その姉が司達や俺らを含めこの物語を無理くり原作通りに戻そうとしたら、どう戻す？」
【そう、だね……Aに関する記憶を無くして、物語を原作に戻そうとするから…本来石化が解けていない未来は石化させると思う】
……何、それ…そんな事って…
「……私、石化させられてしまうん？」
「そんな事させらんねぇだろ！！」
「あぁ、未来は、せっかく司と会えたのだぞ？！」
「それに、Aちゃんに関する一切を忘れちゃうなんて、ナシよね〜〜」
「今までAさんと過ごした日々を…忘れてしまうなんて嫌です」
「あ"ぁ、そうだな…俺らの記憶を勝手に書き換えられてたまるかよ。…忘れたりなんか絶対しねぇ。もし記憶が書き換えられた場合だが、戻す方法はあんのか？」
【あるよ。Aに名前を呼ばれたらそれがトリガーになるんだ…1度戻れば再度記憶を無くすのは難しくなる……っ、まさか…もう…Aの記憶を消しにかかってるの？マーキュリー…】
『えっ…？！マーキュリーって、お姉さんの名前？』
【うん、マーキュリーは姉さんの名前…マズイな、多分、進みが違うのに気付いてすぐ動いてるんだ、コレはその転生者の意思じゃない、多分思い込みだ…】
動揺しかないし理解出来てないけど、コレだけは分かる
今すぐ司の所に行かないと、皆が私を忘れる…よりもっとずっと重要な事がある、司が、石像破壊をしてしまう…！
それだけは絶対に、させない…！
『アース、今すぐ司の所に行ける？』
「待って待ってAちゃん？！何言ってるの？！」
「そうだぞA！今すぐ向かいたい気持ちはわかるが、そのアースの姉君がどんな力で司達に影響をするか分からないのだろう？」
『でも！皆が物語通りに進んだら、司は躊躇いなく石像を…人を殺すよ、私は司にも…それに氷月君にも人殺しになって欲しくない。それに未来ちゃんが石像に戻るなんて嫌。皆が私を忘れるだけなら良い、でも元の話通りになるなら止めたい』
焦って捲し立てる私の頭にぽんぽんと手を置いて撫でる千空は、安心しろと言わんばかりだった
184→願いと想いの強さを→←182→�爛ぅ譽�ュラー�瓩鉢犹佶絖�(修正済)
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作者名：美玖 | 作成日時：2023年8月22日 8時
