178→真空管と携帯までの道�ぁ狙藏�の誕生日をお祝いしよう！ ページ37
「千空のお誕生日、3日後なんだよ？」
「そうだったのか！それは良いな、それで、村の皆で何を贈るのだ？」
「実はね〜千空ちゃんに、天文台…星や空をより
近くに感じられるような、高い場所と、望遠鏡、星を見られるものをさ、作れたら良いな〜って思っちゃったりして」
「何それ面白そうじゃないの！」
「出来るのか？我々だけで…」
「設計図とかうまく書けるか分からないけど、大体こんな感じってのがわかればさ、カセキちゃんがどうにかうまくやってくれるかなって。展望台はほら、家の場所が高いバージョンだから皆で協力すればどうにかなるよ！だから、どうかな？」
「スイカは大賛成なんだよ！」
「そうだな、俺達も賛成だ、御前試合の時は迷惑掛けちまったしな」
『ありがとう、ソラ君、クラウン君、ミラ君！』
この3人は、あの時私達に助けを求めてくれた子たちで石神村の有望な若者達、とっても素直で良い子達です
私はこの世界に来て、たくさんの物語には出てこない、名前を知らない子達に出会った
それは見えない場所で活躍していた影の立役者達、こういう村人総出での作業に彼等は欠かせない
「皆、異論は無いだろう。ゲン、何をしたら良いのか指示を貰えるか、暮らす場所を建てるのとは勝手が違うのだろう？」
「そうね〜ちょっと待ってねコクヨウちゃん、ねぇAちゃん、天文台ってこんな感じだっけ？」
『ゲン上手だね、多分…あとこの辺はこんな感じで…マグマ君いない分皆で協力しよう！』
「オホー、ワクワクしちゃうじゃないの！」
千空への贈り物の作成作業、私も皆に協力して無事に完成！
あとは、誕生日と言えばバースデーソングって事で、皆に歌を教えてあげて、迎える準備はバッチリです
そして迎えた3日目の夕方、千空がマグマ君に抱えられて村に目隠しで連れて来られると天文台まで運ばれて、クロムは？マークを浮かべて着いて来ていた
「何なんだよテメーら何しやがる」
「千空ちゃんお帰〜〜」
「八！無駄だぞ千空、村人全員グルだからな」
「……」
目隠しを外して、村の皆で覚えたバースデーソングを歌う
『happybirthdaytoyou〜♪happybirthdaytoyou〜♪happybirthdayDear千空〜！happybirthdaytoyou〜♪』
「オホー1月4日、イシの日！」
「今日が誕生日と聞いたぞ！千空の！」
「皆からの誕生日プレゼントなんだよ！」
『おめでとう！千空！』
「天体望遠鏡…天文台、か？」
驚いた表情と、どこか懐かしい表情で空を見上げる千空は、きっと…
178→真空管と携帯までの道�ァ措衒�け作業→←177→真空管と携帯までの道��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美玖 | 作成日時：2023年8月22日 8時
