145→神様の本体の話をしよう�� ページ4
【大正解〜さすが千空！アイツらボクの本体というか存在そのものに興味津々なんだよね…まさか世界移動する度に持っていかれると思わなかったけど】
「アイツらっつうのは誰なんだ？」
「ソレは、アタシ達がAの世界で聞いた時はノイズが掛かっちまって聞き取れなかったやつだね」
「うん、あのね千空くん、この先に大きく関わる事象は全て私達にはノイズが乗ったみたいに聞こえなかったし、コミックの先も読めなかったの」
「…なるほどな、先にネタバレ出来ねぇっつぅ事か、なら聞いても無駄だろうな。…色々納得したぜ、Aに出会った日に聞いたこの先のエピソードだがな、アメリカが同日復活して独裁国家作ろうとして今も動いてる、っつう話以外、人物名含め全部抜けてんだよ、頭ん中に入れたはずの話が全部な」
「あ〜…なる、俺もだよ、なぁんか気持ち悪いなぁって思ってたけどそういう事ね」
「俺も、人物含めその事柄以外が抜けてるね」
「…そんな物忘れは酷くないと思ってはいたけど、それなら納得だよ、僕も抜けてるからね」
「私も聞いた話が所々抜けていますね」
「だが、どうしてアメリカのその部分だけハッキリ覚えてるんだ？」
「そういえば、私達もその部分だけはちゃんと聞こえたし覚えてるわね」
「…不思議…」
【それはね、Aがとても強く、皆を争わせたくないって願ったからだよ】
ニコッと笑顔で告げたアース。ん？私の…願い？確かに、ずっと思ってた、2人を争わせたくない、ストーンウォーズ編をそのまま飛ばして平和なまま進んで欲しい、って。それが原因で皆の記憶が保たれているの？え、凄いな私？！
「さすが神様だね…Aの願いを叶えて、って事だよね」
「もし話して貰った事が記憶からなくなれば、俺は千空と争うかもしれない。そういう事かな」
「争うかどうかは置いといても、今のこの世界に他に生きてる人間がいないと判断されるなら、私達の下す判断も違う事になり得る可能性は十分にありますね」
「A…キミは本当に優しく、強いのだな。皆が争わぬ道を諦めず、結果他の記憶がなくともその記憶は残せたのだから」
「…んじゃ、その�犹�っていかれた�瓮◆璽綱楝里虜濬茲世�…」
「ノイズが入って聞こえない、つまり俺達がこれから歩む先にあるって事だよね？アースちゃん」
【うん！そうだよ…千空達なら、ボクの所まで来られるよ、今はそれしか言えないんだ】
「あ"ー分かった、ならこのまま進むぞ、石化の謎と一緒に解く、必ずな」
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作者名：美玖 | 作成日時：2023年8月22日 8時
