トリップ？王道だけどなぜ今。4【Dr.STONE】 (ページ30)

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170→(番外編)入学式をやろう！⑥ ページ30

皆それぞれが食事を楽しんでくれてるみたいなので見て回ることにした、せっかくだしね！

「Aの料理…美味しい」
「あぁ、現代の時も美味い料理だったからね」

「未来も一緒に食べるんだよ！すっごく美味しいんだよ！」
「うん、いただきます。ん…！美味しいわ～！」

『良かった良かった、皆喜んでくれたみたいで。…氷月君の分もあるから、食べてね』

「態々お気遣いありがとうございます。…こんな世界でも、この様な味付けの物が食べられるとは…美味しいですよ」

やったーー！氷月君に褒められるの地味に嬉しいんだよ。
最近氷月君と普通に話せるようになったから、今度は笑顔を増やして行きたいなぁ、とか、勝手に思ってる

皆で楽しい食事会もあっという間で、人数が増えればなくなる速度も早く、食事の終わったお皿を片付けつつ皆のステージが始まるのを待つ

「…ちゃんと歌えるでしょうか……」
「大丈夫だろ！皆ルリの歌、楽しみにしてるぜ？もちろん俺は今回も大声で歌うけどな！」
「いや君は少し抑えなければ、ルリ姉の声が聞こえなくなってしまうだろう……」
「おぅ！そうだな、ほどほどに、だな！目指せ千空とAを泣かす計画だしな！」
「前よりもっと上手に吹けるようになったから、皆に聴いてもらうの楽しみなんだよ！」
「っし！行くか！！」

「さてさて、ステージの準備が整ったので登場して貰いましょう！クロムちゃん、ルリちゃん、コハクちゃん、スイカちゃんの演奏です、お願いしま～す！」

ちょうど片付けが終わるタイミングで皆が出てきたから千空の隣に座ってステージを眺めていた
2回目の演奏曲は、元気になったルリちゃんの歌声が重なって更に素敵に仕上がっていて、村の人たちも聴き入っている様子だった

『皆上手くなったね…聴き入っちゃうよ……』
「あ"ぁ"、そうだな……ますます技術上げやがったなクロムのやつ…」

瞳を細めて懐かしそうに眺めてる様子にまた石化前の時間を思い出してるのかな、なんて思っていた

あっという間に終わると皆ルリちゃん達に感想を言いに行っていて、すっかり夜になっていたので入学式はお開きとなり、
準備期間の間に無事未来ちゃんも皆も村に馴染めて、楽しそうにしていたので本当に出来て良かったと思ったし、素敵な思い出にもなりました！

これはスイカの提案のお陰で、未来ちゃんも子供達と、他のメンバーも皆が村の人たちと馴染めて、これから更に一丸となって頑張ろう、そう決めた夜のお話。