168→(番外編)入学式をやろう！�� ページ28
「さぁて、料理はコレで良いな、後はほぼ決まってるからな、残りの日程はステージの再設置と料理の下ごしらえ、クロム達はバンドの練習な」
「分かった！任せとけ！行こうぜルリ、一緒に練習してよ、千空とAを泣かせてやろーぜ！」
『ん？私も？そっか、頑張れー！』
「いや泣かねぇよ。せいぜい頑張りやがれ、夜はほどほどにしろよ」
「2人とも反応薄いな？！クソー絶対感動させてやるからな！」
そう行って無意識にルリちゃんの手を取り練習しに行くクロム…無自覚か！
可愛いカップルだよなぁ……なんて眺めていたら千空に呼び戻される
「おいA、何ニヤニヤしながら眺めてんだテメーは。さっさと準備終わらせるぞ。気になるんだろ、未来が」
『……千空ってエスパー？』
「いやんな訳あるか、ずっと気にしてりゃ自然と分かる」
そう、未来ちゃんが準備中のスイカと離れて、
司の傍にも仕事の最中はいられないから村の子供達と馴染めるか少し心配していて、
この入学式を通して少しでも馴染めたら良いな、と思ったんだよね
『あんまり大人が口出しちゃダメかと思ってさ…何か皆で遊ぶものがあれば良いよね』
「まぁ、きっかけ位なら良いんじゃねぇか？昔馴染みなモンなら縄跳びとか、あとは石鹸使ったシャボン玉とかな」
『縄跳びやシャボン玉か…後で杠に相談してみるよ、ありがとう千空！』
「いや、んじゃさっさと下ごしらえ終わらせるぞ、それが終わりゃ、空くだろ時間」
『そうだね！早く終わらせよう！』
こうして入学式の準備を進めながら杠に相談をして、小さな子達が遊べる様な物を杠や千空と作って子供達に渡してあげた
『こうやって皆で遊ぶんだよ？』
「……？こうー？」
「うんうん。上手だね」
「未来にもやる、ほら、持ってって皆でやれよ」
「うん！千空、ありがとう！」
何かのきっかけがあれば、子供は直ぐに仲良くなれるし、
別の何かが生じればすぐに喧嘩になる
未来ちゃんがこの村で、皆と仲良くなれるように、
願いながら見守っていたら仕事を終えた司が私達の方に来た
「千空、A、杠、未来を気にしてくれてありがとう」
『あ、司お帰り、今日はもう終わり？』
「うん、今日の分はね、だから俺も様子を見に来たんだ」
「心配すんな、杠先生と俺の合作玩具に夢中だぜガキどもはよ」
「あはは、皆すぐやり方覚えてたね」
「…未来は上手く皆の中に入れているみたいだね、安心したよ」
『入学式、楽しみだね！』
あっという間に本番の日はやってきた…
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作者名：美玖 | 作成日時：2023年8月22日 8時
