158→石神村総出で働こう！�─粗偉呂了�代へ ページ17
「うん、こういう地道な作業は得意なの！」
『杠の手元からどんどん極細線が出来上がっていく……』
「あ"ーさすが杠先生だ、期待はしてたが思った以上に早く出来あがんぞこれなら」
「さすが杠だな！！」
「これなら司、大樹は冬備えの方に混ざって貰っても良さそうだな…」
それから約3日、杠のお陰で私達もコツを掴んで着々と仕事が進んでいく、私は杠に任せて村の皆の冬備え準備を手伝ったり千空の手伝いをしたりした。そんな時……ボロボロのクロムが這って戻って来た
「か…完成したぜ千空…丸3日…徹夜でよ……！」
「これは……！」
「オホーすごいのう科学の刃！ワシもすごいけど。こないだ焼いたこの鉄の刃物がなきゃ、さすがに無理ゲーじゃったわいこんなもん」
「どうだ千空ヤベーだろ俺の発明！磁石ん時はズデーンとさせられたリベンジだぜ！」
「もっと驚いちゃって良いんじゃよ？？」
「「「「「「「「「「「「『水車だ(ね)(わ)(ですね)』」」」」」」」」」」」」
「ってやっぱ皆知ってんのかよクソーー！」
「名前まで決めてたのにワシ、『ずっとぐるぐるわたあめ機』」
「水車のがいいと思うなぁ…」
「あ"ー十分驚いてるわ。知識ゼロからよくぞこんなもん作りやがったな…！」
「…水車って作れるもんなんだね…あれから3日しか経ってないよね…？凄すぎるね、2人とも」
「うん、2人とも何も知識がないのに思いつくなんて、さすがだね…」
「作りもちゃんとしていますね、これなら上手くいけば…」
「あ"ぁ"、自動わたあめとかそんなレベルじゃねぇ、もっと他にあんだろ、金狼銀狼が必死こいて回してたもんがよ。司、大樹、氷月も頼む、大きめの木材とギアが必要だ、カセキ様にもうひと頑張りしてもらうぜ」
「了解」
「分かりました、行きましょう」
「分かった！持ってくるから待っててくれ千空！」
「細かいパーツも必要な分運ぶぞ、手伝えテメーら、最高なもん見せてやる」
「オホー人使い荒いのーもう、頑張っちゃうよワシ！」
「何だ何だ？！何すんだよ？！」
みんなで水車の傍で作業する事数時間、ついに……！
「まさか……！」
「ギアと水車が出来りゃ、人力の時代は終了だ。燃料いらずの無限装置で、ついに自然様の力をイタダく！」
「マンパワーをブッチぎる、動力の時代だ……！！！」
うん、皆すごいね…確実に、1歩1歩、前に進んでいく…
私が皆に出来る事は何だろう…この知識を、千空達に伝えてなるべく争いを避ける事、だよね……
宣伝〜恋人になる番外編作ってみました→←157→石神村総出で働こう！�А船�アの完成
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作者名：美玖 | 作成日時：2023年8月22日 8時
