156→石神村総出で働こう！�Α舛錣燭△瓩離爛蕕慮彊�は？ ページ15
『ほむら、氷月君、こんな端っこでどうしたの？』
「A…わたあめ、貰ったから、氷月様に渡しに来た」
「この村は少し離れないと静かな場所がないですからね…端の方で過ごすのが1番だと思いまして。そうしたらほむらクンが出来上がったわたあめを持ってきたのですよ」
『そうなんだ、せっかくだし食べてみて、甘いのが嫌いじゃなければ。美味しかったよ？』
「頂きますよ、せっかく持って来て下さったんですから」
「……甘くて美味しい…」
「ん…そうですね、わたあめなんて買うことはありませんでしたから初めて食べたかも知れません」
氷月君とほむらがほのぼの村で過ごす姿が見られるなんて、
この世界に来た時は想像もしなかったから、本当に嬉しい。
このまま行けばほむらも氷月君も、司も一緒に船に乗れる。
未来ちゃんだけ心配だけど……流れに身を任せよう、そこは、うん。
「どうやら造り手が司クンと大樹クンに変わった様ですね」
『ん？あ、本当だ…なんか議論してるみたいだから行くね！ゆっくり食べててね〜！』
千空たちの方へ戻ると例のノリツッコミが繰り広げられているようで…
「この綿飴は…」
「舌で溶けるフワフワ感、それでいて舌触りには適度なザラ目、だがな！」
「綿にあるムラが、味の調和を崩してるね〜〜」
「く、そうか！！すまん千空！次はもっと頑張るぞ！！！」
「次はもっと頑張る……じゃないよ！ノリツッコミしちゃったよぅ勢いにつられて！どうでも良くない？！わたあめの味の調和とかさ？！」
「ノリツッコミって言葉は伝わってんだね。物語の中にあったのかい？」
「ふざけてやがんな〜〜あの親父」
「なんでそんなノンビリしてんの？！追いつくって言ってなかった？！間に合わないんじゃ？！」
「ククク、心配すんな、クソ真面目な話してんだ」
「わたあめの味の議論がか？」
『違うよコハク、わたあめにムラが出来るって事は…』
「うん。つまり肝心の金の細糸作りでもそうなるという事だね」
「なるほど！そういう事か！」
「金ブチ込む本番前に、ムラの原因つきとめねぇとな」
「ヤベー！わたあめでテストしといて良かったな！」
「相変わらずワシらギリギリのトライ＆エラーだの〜」
「司、大樹、もっかいやってみてくれ」
「分かった、いくよ大樹」
「あぁ！いつでもいいぞ！」
引っ張って、順番に……あ、こういう事か…
「そこだーー！」
「あ"ーヒモ引いて回す向きが反転する瞬間、回転力が落ちてどうしてもムラが出来んだな」
157→石神村総出で働こう！�А船�アの完成→←155→石神村総出で働こう！�ァ曾蕕瓩匿�べるわたあめの味
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作者名：美玖 | 作成日時：2023年8月22日 8時
