れいあくん ページ18
〈Yellow〉
天「れいあくん」
中「んー？」
天「さっきのダンスのここ、分かんなくって…」
中「うん、いいよ。 一緒に練習しよっか」
天「ありがとう…！」
大きな目を俺に向けて、眉を下げながら俺に話しかけてくるAを見ると、いつも昔のことを思い出す。
Aと初めて話したのは、コンサートのリハに向かう途中だった。
スカウトで事務所に入所し、尚且つ性別の壁があってか、はたまた彼女の内気な性格からか。
事務所に入ってから半年が経とうとしているが、誰とも仲良くなる気配のないAを密かに気にしていたある日。
コンサートのリハに向かう途中、明らかに道に迷っている様子の女の子の姿が。
中「あ… Aちゃん」
天「！？ れ、嶺亜くん…」
元から大きな目を見開き、迷子になった不安からか目を潤ませる彼女。
中「どうしたの？道迷っちゃった？？」
天「サマリーのリハに行きたいんですけど、場所分からなくって…」
中「そっか！俺もリハ行くとこだから一緒に行こ！」
天「いいん、ですか…？」
中「いいに決まってるじゃん！ほら！急ご！！」
少し強引に手を取ると、慌てて繋ぎ返してくるAが可愛くって、この子は俺が守らなきゃと子供ながらに思ったりなんかして。
それからと言うものの、Aが1人でいるのを見かけると積極的に話しかけた。
中「A〜！おはよ！」
天「嶺亜くん…！おはよう」
神「嶺亜ー！…ってあれ？お取り込み中だった？」
中「あ、神宮寺！ いや、普通に喋ってただけだけど。笑」
岸「おーい！！何してんの！って天使ちゃん！！？！？嶺亜とどういう関係！？！！！？！？」
天「あ、え…？え、えと…」
中「ちょっと！A困ってるじゃん！ 仲良くなったんだよねー？」
天「あっ、うん…！」
神「え〜、羨ましいんだけど！俺もいっぱい話しかけに行くね！Aちゃん！」
岸「ズル！！！俺も俺も！！！」
天「あはは…笑」
俺が話しかけるようになってから、どんどん周りのみんなもAに話しかけるようになっていって。
俺が最初に仲良くなったんだぞ、なんて少し独占欲からみんなに囲まれておどおどしているAの手を取る。
中「A！ちょっと手伝ってほしいことあったんだった！」
天「え…？あ、ちょっと嶺亜くん…！」
先輩の俺に強く言い返せないのを知っていて、手を握りながら走り意味もなくレッスン室を抜け出したこともあったっけ。
そんなこんなでAとは仲の良いまま月日が経っていった。
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ひらの。(プロフ) - reeeeさん» コメントありがとうございます！ 大運動会ぜひ書かせていただきます(◜ᵕ◝)♪ 気長にお待ち頂けますと幸いです(；；) よろしくお願いいたします！ (2月4日 2時) (
レス) id: 9bc1e76909 (このIDを非表示/違反報告)
reeee - 初めまして！いつも楽しく読ませて頂いてます。 リクエストでyoutubeにもありますJr.大運動会を是非見たいなと思いますコメントさせて頂きました。ご検討よろしくお願いします(^^♪ (1月23日 3時) (レス) id: 4ff509b7ba (このIDを非表示/違反報告)
ひらの。(プロフ) - Reiasan0402さん» コメントありがとうございます！ 嬉しい限りです( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )♡ 巨大シリーズ私も大好きなのでぜひ書かせて頂きます！ 遅くなってしまうかもしれませんがお待ちいただけますと幸いです(◜ᵕ◝) (1月19日 2時) (レス) id: ff55a739a7 (このIDを非表示/違反報告)
Reiasan0402(プロフ) - 更新ありがとうございます！いつも楽しく拝読しております！何気に初コメです！ YouTubeの巨大シリーズとか宜しければ是非読みたいな〜って思います！ご検討よろしくお願いします！ (1月17日 21時) (レス) @page24 id: 90c8c8bacd (このIDを非表示/違反報告)
ひらの。(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！ さむさが厳しくなって参りましたが、お互い体調に気をつけましょう( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )♡ 今後ともこちらの作品をよろしくお願いいたします！ (11月23日 21時) (レス) id: ff55a739a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひらの。 | 作成日時：2023年11月15日 19時
