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消防｢先生こちらです。お願いします。｣
後発組がヘリから降り、消防の後に続く。
しかし動作が危うい。
消防｢先生お連れしました。｣
消防｢ご苦労さまです。｣
藤川｢状況は？｣
消防｢重傷者は現在3名。軽傷者はスーパーの駐車場に誘導中です。｣
フェローは現場の混乱を見て戸惑いを隠し切れていない。
藤川｢了解です。｣
消防｢ドクターが到着された。｣
名取｢すげぇな…｣
藤川｢行くよ。｣
その声に名取はついて行く。
戸惑っていた�塋�も聴診器を握りしめながらついて行く。
藤川｢白石！｣
白石と合流し、藤川は指示を仰ぐ。
白石｢この男性お願い。意識は3桁。呼吸音は左右とも正常。おなかと骨盤はまだ見てない。私は山車のほうに行く。｣
藤川｢分かった。行ってこい。エコーとってください。｣
医師｢はい。｣
藤川｢さらし切りますね。きみはそっちの緋山先生のフォローに入って。｣
名取｢分かりました。｣
状況に圧倒されてなのか名取は大人しく言うことを聞いて緋山の元に向かう。
しかしもっと圧倒されていた�塋�は現場の混乱に悲鳴を上げていた。
藤川｢君は…ちょっと聞こえてる？｣
�塋�｢…はい。｣
それでも全く藤川の方を見ない�塋�に藤川は声をかける。
藤川｢こっち見て！｣
その声にやっと顔を上げた�塋�の前には、笑顔の藤川がいた。
藤川｢深呼吸してまずは落ち着こうか。｣
�塋�はその言葉通り深呼吸をし、少し落ち着きを取り戻した。
�塋�｢はい。｣
藤川｢君は1ブロック先のスーパーの駐車場にいる軽症の人たち見てきて。状態が悪化している人がいたら、上の先生を呼んで。｣
その言葉にひとつ頷き、�塋�は走って行った。
藤川｢これ骨盤やっちゃってるな。シーツラッピングして搬送待とう。｣
医師｢はい。｣
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作者名：EMI | 作成日時：2020年4月11日 13時
