想像をはるかに超える (ページ48)

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『お腹と腰とかお尻？あっためたら良いって、ネットで調べたから。』

ってあったかくて大きくてあの綺麗な手を、お腹に当てて、背中にはピッタリとジョングクさんがひっつく。

　

『えっと…先に言っときますけど、当たっても気にしないで。
絶対に襲ったりとかしないので。
ただ、僕も男だし、好きな人に触れるとやっぱり勝手に反応するから。
あと、ユンギヒョンのケースのこと、ごめんなさい。
僕の嫉妬です。
あれが気に入ってる理由も理解できます。
隠れファン、仕事柄どうしようもないことですもん。
だけど…僕の写真も入れておいてください。
それくらい、いいでしょう？』

「入れてるよ？
授業の前にいつも見てる。」

『え？
そうなの？
さっきは見えなかったけど。』

「ユンギ君の裏はジョングクさんだよ？
私しか見れないジョングクさん。
いつも元気貰ってる。
私、実は…人前で話すの苦手で…。」

『気持ちわかる。
ヌナは頑張ってるよ。
俺の写真役に立ってる？
俺、特別ってこと？』

ジョングクは学校の先生なのに？
とか茶化すことを言わなかった。

「うん。」

『えへ…。』

お腹を撫で撫でしてくれる手の暖かさにウトウトしてくる。

「おやすみなさい。」

『おやすみ、あの…一回だけキスしたいです。』

お腹を撫でてた手をグッと掴まれて、あ、キスダメだったかなと思ってたら。

チュッて…暗いからちゃんと口には当たらなくてちょっと外れてたけど、彼女からしてくれた。

「ジョングクさんは、本当、世界一です。」

『もし、これから先…俺、わがままだから、怒らせたりすることがあると思うけど…でも…どんなに喧嘩しても、一緒にいたいし、一緒のベッドがいい。
一緒にこうやってギュッてして寝ようね？
寝て、起きて、それでもムカつく日もあるかも知れないけど、一緒にいて欲しい。
実際は仕事で夜、いなかったりするし、こんな事言ったくせにって思う時が来るかもしれないけど。
でも、喧嘩せずにいるのは現実的じゃないから…解決する方法は作っておきたいです。』