40 ページ40
グッタリとソファーに身体を預けていたようで、ようやく力が入るようになって起き上がると、キッチンから鼻歌が聞こえてきた。
『あ、大丈夫？
ちょっと待って、これだけ！
あとちょっとで出来上がるから。
そのまま！起きあがっちゃダメ！』
なんか、鼻に違和感…ゲッ！
ティッシュ…詰められてる…鼻血出したの！？
恥ずかし過ぎて生きてけない！
やったのよね！
これやったの、ジョングクさんよね！
悶えていたらしばらくして、こっちに来てくれたジョングクさん…服…着てる…良かった。
「グーちゃん！」
覗き込まれた拍子にさすがに恥ずかし過ぎて、見られたくなくて首に抱きついた。
グーちゃんはその勢いに負けず、しっかり抱き留めてくれたけど。
「もうヤダ…生きてけない…。」
トントンと背中を叩いて落ち着かせようとしてくれてるみたい。
『大丈夫。
何にも気にしなくていいよ。
何したって可愛いから。』
「んな訳ない〜！
鼻血出す女なんかキモいだけ！
時間を戻す機械とかどっかにないかな…それか記憶を消す機械…あ、アメリカに行ってMIBのあのチカってやるやつ！
あれだ！
あれで、今すぐにグーちゃの記憶から、私が鼻血出してぶっ倒れた記憶を！
ど、どこにあるんだろうMIBの本部…か、韓国にも支部ないのかな…。」
『ヌナ、日本語で訳わかんないけど…物騒なこと考えてない？
鼻血くらいでヌナへの気持ちは変わらないよ？
大丈夫…。』
チュッと鼻血を出した鼻にキスしてくれて、おでこと目元にも。
凄くいい雰囲気で、お互いに甘くてまったりした空気になってたのに………
ギュルルル！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クレア | 作成日時：2024年1月27日 22時
