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なんて言いながら、少しの寂しさは感じてるんだろう…だからグーちゃんの写真もって言ったんだろう。
『景色の写真も撮るよ、たくさん自撮りするから。
全部Aの為だけに。
僕は寂しい。
Aも写真送って。
景色じゃなくてAの写真。』
「そ…れは…恥ずかしいな。
自分の写真なんて…。」
『僕のためにお願い。
それがないと禁断症状出そう。』
「どんな症状？」
『動悸と、不安と、失望と…無力感？
怪我するかも。』
「…頑張ってみる。」
『うん。
あぁ…Aがすっごいちっちゃくなってさ、ポケットに入るくらいになったら、誰にも知られずに連れて行けるのに。』
キュって俺の腰にしがみつくから、とんでもなく可愛い。
顔を上げさせるために手を添えて、じっくり見つめ合って、お互いの瞳に熱がこもっているのを感じる。
「私も…そうしたい。
ずーっとグーちゃんに引っ付いてたい。
誰にも知られずに。」
『可愛い事言わないでよ〜！
もー！
これ以上の好きがあるの？』
最初の頃の対応を見てたら、こいつ誰だよってくらいの代わり様。
もう普通に好きとか可愛いとか言っちゃってます。
あわよくば、長期のツアーに出る前にと思ってますが、触れ合えるようにはなったけど、無理をしたら逆戻りしそうで…だっていまだにさ、食事の用意をしてくれたヌナに、ありがとうって言っておでこにキスしたら
「め、滅相もございません。
み、身に余る光栄でござぃます。」
とか言っちゃってるし、あと、抱っこしたいからソファーに膝を抱えながらテレビ見てるヌナの後ろに無理矢理滑り込んでギュッてしたらさ
「あ、わわわわわ…あ、あ、の…あの…ち、近いです。
き、今日ですね、結構汗をかいておりますので、お、お風呂入って身を清めて参ります。」
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作者名：クレア | 作成日時：2024年1月27日 22時
