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こんな感じで、小さいことだけど、ヌナに意識して貰うためにコツコツと頑張ってます。
ヌナは顔を真っ赤にして怒るし、すぐ目を閉じるけど、体を見せて慣れてもらったり、筋トレの手伝いと称して体に触れたり、たまにスローテンポの曲で体を寄せ合って揺れたり。
小さなことだけど、結構効果があるみたいで、肩に頭を乗せてくれたりしてくれるようになったし、ギュッて手を繋いでくれたり、腕を組んでくれたりするようになった。
しばらくはこうやって、少し恋人らしくなった彼女と楽しく過ごそうかな。
気軽に触れ合えないから、余計に一回一回が貴重で、お互いに気兼ねなく触れられることが特別なことなんだと思える。
チラチラと俺の事見てくるし、ちっさい声でぶつぶつと呪文みたいに、いつもの俺への賛辞を言ってるし、すっごく意識はしてるよね。
だから俺の腕に縋り付くように、しがみついてるヌナの顔を覗き込んでキスをする。
トロンとしたその目、その仕草がとてつもなく愛おしい。
小さい小さい宝物。
でも、変わらない事がある。
全然束縛してくれない。
付き合ってから初めての長期のツアー。
ありがたい事にいろんな国を巡る。
だからこそ、なかなか韓国に戻れない。
戻ってもいろんな仕事を詰め込まれてるから、なかなか会えなくなるのに、ケロっとした感じで
「そうなんだ！
すごいね、うれしいね〜？
楽しみ？
いいなー、私もいろんな国に行きたいなぁ。
たくさん写真撮って送って欲しいです。
グーちゃんが見た綺麗な景色も、グーちゃんも。」
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作者名：クレア | 作成日時：2024年1月27日 22時
