想像をはるかに超える (ページ29)

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『ヌナ…いい加減ちょっとは慣れてよ。』

「グーちゃんがカッコ良過ぎるのが悪いんだもん！」

『どーすりゃいいの？』

「グーちゃん…体だけなの？
そうだよね…私なんて…美人でもスタイル良くもないし、もったいぶってんじゃねーよって感じだよね…」

『違うけど！？
そうだったら！？
こんなに精力溢れる年頃の男が！
長らく我慢なんてしないよね！？
ちゃんとヌナだけに、真剣だからね！
もう付き合って5ヶ月で、キスだけとかないから！
中学生じゃないんだから！』

「私だって…私だって…グーちゃんと出来るならしたいもん！
だけど…だけど……私のいつもの見てたらわかるでしょ？
恥ずかし過ぎて、心臓が痛過ぎて…ダメなんだもん！」

『もー。』

出来るならしたいのかぁってニヤニヤするも、ふと大事なことに気がつく。

恥ずかしいとか、かっこいいとか、神とか、いろいろ言うけど…好きって言われたことなくない？

あれ？
あったっけ？
褒めてはくれるけど、好きって…なくない？

『ね、言って…。』

「な、何をでしょう？」

『俺が言って欲しい言葉。
考えてよ。』

「………えーと…ジョングクさんが、言って欲しい言葉……晩御飯はお肉だよ？」

ブハッと息が漏れて、爆笑した。
ダメだこの人…回路がおかしかったんだった。
確かに言われたら嬉しいけど。
ヒーヒー言いながらも、さっきまでのモヤモヤした気持ちが無くなって

『好きって言われたい。』

って、甘えた声で言ってみた。

「にゅ…にゃ…きゅ〜〜！！
す、す、好きです！
大好きです！
何よりも誰よりも好きすぎて、おかしくなってます！」

やっぱり変だ…なんだよそのにゃとかにゅとかって…でも、それが可愛い。
おかしくなりそうじゃなくて、おかしくなってるって笑