想像をはるかに超える (ページ27)

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幸せのレベルが低すぎると思う。
可愛い。
俺の彼女、すっごい可愛い！
絶対する！
今すぐする！

『ねぇ、ちょっとこっち座ってよ。
マッサージしてあげる。
あ、あと、食材費送ったからね？
次は韓牛買って！』

そう、この前の詐欺じゃないか事件の時に、口座の情報を共有したの！

食費も気になってたし、Aの分もついでにそのお金で買いなって。

なんか…こう…一気に…新婚気分？

俺の稼いだお金でヌナが献立考えて…それも俺の体のことを考えて…俺のことしか考えない時間があるのって…下半身にくる。

「韓牛かぁ…何にしようかな…それならせっかくだし、焼きたて食べて貰いたいなぁ。」

『じゃあ、そうする。
俺のオフの日に来て作ってよ、一緒に食べよ？』

あぁ、ダメダメ！
好きすぎて甘い俺が出ちゃったよ！

「本当に？
嬉しいです。」

あ、でも今いい感じじゃない？

俺のいるソファーの横に来た彼女の手を引いて、横に座らせた。

のに、なんでか、ちょっと距離を空けて座る。

電気を消して…テレビも消して。
ムーディーな曲とキャンドルの光が2人を照らしてる。

「ど、どうしたんですか？」

『ん？
この方がリラックスできるでしょ？』

ブランケットをかけてあげる為に、カーペットに膝をついて彼女を見上げると、笑いかけてくれたから、もう今しかないと思って…逃がさないように手を添えて…

チュッ

『ンフッ！
今日、ファーストキスの記念日になったね。』

って言ったら、パタッと後ろに倒れ込んだ。

あぁ、やっぱり…あ、でも気絶はしてないっぽい…なんか…日本語で呪文みたいなのを唱えてる…え？拝んでる？
拝んでる。

「、神様、仏様…いえ、もう悪魔でもなんでも。
とにかくありがとうございます。
ジョングク様の唇、いただきました。
もう、死んでも構いません。
いや、もういっそ今すぐこの幸福の中で召してくださいませ。
オタクとして本望です。
柔らかい唇の感触が残るうちに…3Dプリンター…そうだ…3Dプリンター買ったら再現できるかな？」

『A？何言ってるのかわかんないけど、怖いからちょっと、こっちの世界に戻ってこようか？』

せっかくのロマンチックな雰囲気なのに、このヌナったら…でもそういう所がまた可愛い。