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かっこいいグーちゃんでいなきゃ…余裕があって、ちょっと冷たいくらいで、俺の方が好きじゃダメだ。
飽きられたら終わりじゃん…
そんな葛藤の中、それでも会いたくて作り置きおかずをすぐに無くしたら、すぐに来るって作戦を思いついて、3日で食べ切って連絡する。
〈もうなくなったから今日来て。
夜の8時に絶対ね〉
さあ、じゃあこれで絶対に来るから…雰囲気の良い曲を4時間分くらいセレクトして…キャンドルもセットして…よし！
玄関のロックが解除される音を今か今かと待ち侘びて、やっと鳴った解除音。
さもずっと音楽聞いてたかのように、厳選したロマンチックミュージックを流す。
「お邪魔します。」
『いらっしゃい。
荷物持つよ。』
「お願いします。
手、洗ってきますね？」
料理作る前？
前にしたらさ…料理してる最中もイチャイチャ出来る？
でも失敗したら？
またぶっ倒れる？
そうだ…気絶癖があるんだった…。
後だな。
よし。
座して待とうではないか。
チラッと振り返ると真剣に材料切ってる姿。
仕事帰りだからスーツと言うかオフィスカジュアル？なまま。
結婚したら、毎日こんな感じかな？
なんて、未来を想像しちゃう。
本気で好きになると重さが出るから、たぶんそんな俺じゃダメ。
「ジョングクさん、出来ましたよ。
今少し食べますか？」
『あ、いや、いいよ。
まだ大丈夫。』
「じゃあ、30分くらい冷ましてから冷蔵庫に入れておいてくださいね？
今日はオレンジとキウイを切ってます。
ヨーグルトと一緒に食べてくださいね！
私も明日の朝食べようと思います。
同じ物が食べられて幸せ。」
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作者名：クレア | 作成日時：2024年1月27日 22時
