想像をはるかに超える (ページ17)

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『何？
これ…え？やってんの？』

仕事が終わったら家に来るようにと厳命を守って、うちに来たと思ったら渡された分厚い袋紙。

「撮った写真を写真集にしたの。
それでね？
ジョングクさんと出会って今日で8ヶ月でしょう？
記念にプレゼント。」

『…ヌナ…気持ちだけ貰うよ。
普通、ヌナの写真とか2人の写真じゃない？
なんで、俺の写真集なの？』

「…ジョングクさんの写真以上に価値のあるものなんてなくない？
それに、私達、ツーショットとか撮ってないです。」

『ヌナ、写真撮るの禁止。』

「死ねと？？？
死ねと言ってるの？
え、流出なんかさせないよ？
ヤダ！
ヤダヤダヤダヤダ！死んじゃう。
仕事頑張れない…。
本当は、写真立てに入れて職員室に飾りたいのを我慢してるのに！
でも、ジョングクさんが死ねって言うなら…」

『おいおいおいおい！
誰もそんなこと言ってない！
生きろ！
俺の為に！
あと、ジョングクさんじゃなくて、グーちゃん、でしょ？』

こてんと首を傾げてキラキラのおめめでこっちを見られて、またぶっ倒れた。

付き合うまで４ヶ月、正式にというか…まぁ、この間のいざこざになってちゃんと付き合うって言葉にしてなかった時が３ヶ月、言葉にしてから1ヶ月。

グレーゾーン併せたら4ヶ月も経ってるのにポッポ止まり。
モヤモヤはしてるよねー。

でも少しずつ、取り戻してから、本格的に彼女にハマってきてる自分もいて…

そろそろ…頬やおでこのポッポじゃなくて、唇にって思って、やたら見ちゃう彼女の唇。

ちっさい唇。
いつもプルプルで美味しそう。

でもな〜気絶するからな…

1週間前、作り置きに来てくれた時、後ろから抱きしめて、目を閉じて迫ってみたら、見事に気絶した。

この人、気絶癖あるの？

いや、それって癖になるもの？

ヤバくない？

変なやつだったら気絶したら、そのままお持ち帰られてやられるよ？