想像をはるかに超える (ページ16)

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『だって…昨日さ…。』

モジモジしないで！！
早く言って！

なんで！！
その仕草すら可愛いんだけど！？

「昨日…？」

ゴクっと唾を飲み込み、続く言葉を待つ。

シタの？
シテないよね？

そんな違和感はないけど…違和感ないくらい、もしかして…このグーちゃんの体に不釣り合いなお粗末なのが付いてるのかな？

なんで記憶ないの！！
暴走手前でやっと、口を開いたグーちゃん

『白目剥いてぶっ倒れたから。』

シタかどうかよりも衝撃的な結末。

「しろめ？むいて？ぶったおれた？」

そんな不細工な顔を見せましたの？

申し訳ない……死んでお詫びを

『いや、なんで死ぬの？
ダメでしょ？
俺のそばにいなきゃ。』

「え？」

『完全に言ってたよ、普通に聞こえてる。』

プハって笑ってる彼の顔の皺までが神々しかった。
神…そう…神！

『いや、聞こえてるんだってば。』

神とまで崇められて、自分にメロメロなヌナは悪くないな。