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この前、素直に寂しかったと言ったものの、離れてる間には言えなくて、会えないのが寂しすぎて、ヌナはオリジナルで写真集を作っちゃってます。
どこかで流出したら嫌だから、超高画質対応の高いプリンターを買って、レイアウトや加工など、ジョングクが長期でいない時に、ジョングクに使う予定だった時間の限りを費やすのです。
会う時はジョングクの家だし、家を教えてないので、ぐーちゃんはそんなことしてるとは知りません。
その写真集を眺めながら
「家政婦か…だよね…付き合うとも言われてないのに、カップルアプリとか入れてくれて…だからって付き合ってる気になって…ご飯作ったりとか…痛い女だな。
しかも、こんなに写真撮ってさ…。
捨てなきゃ…いや、燃やさなきゃ。
いや、それも…切り刻んで捨てる？
で…出来ないけど…。
ど、どうしよう…自分で始末できない…。
せめて…誰にも見つからないように金庫を買って保管？
ど、どこが1番安全なの？
ん〜ふむふむ…銀行の貸金庫が1番安全？
え、でもそれじゃ、見たい時に寛ぎながら眺められない…。
でも…もうデータも消してこれもなんとかしなきゃ…彼女じゃないんだから。」
なんて自己反省。
立場を弁えないと。
私が彼女になれたなんて、なんて図々しい夢を見ちゃってたんだろ。
そんなことありえないのに。
ぐーちゃんは世界的なアイドルで、私は……私なんて。
ただ俺のものって関係って話を、軽々しく付き合うってことに変換してた。
俺のものって、どんな意味だったんだろう。
好きだって言わなくて良かった。
本当は好きで好きで好きで、好き過ぎて、何度も口から出かかったけど、グッと我慢してきた。
一度口に出すと、思いは加速して止まらないだろうから。
言われたこともないし。
だから、きっと、彼は手軽な恋愛気分を味わいたかっただけで、それに私が最適だったのかもしれない。
日本人だし、何か問題があれば韓国にはいられなくなる。
めんどくさいことになったら、ぐーちゃんくらいの有名人なら、きっと簡単に接近禁止にしたり、国外退去処分にして放り出せるんだろうし。
それからすぐ連絡先を削除した。
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作者名：クレア | 作成日時：2024年1月27日 22時
