国.見英 [その気にさせた]※ ページ7
「…………」
まだ眠れるような意識の中で寝返りを打つ。
部屋の中はうっすら明かりが見えるがまだ暗い。
また眠りにつこうかと思ったら、細める目の先にAの顔があった。
Aに近づき手を身体に回して目を瞑った。
すると向こうも無意識にこちらに擦り寄ってきた。
自分の目線くらいのところにAの頭があるので甘いシャンプーの匂いが鼻をくすぐる。
ちょっと下にずれてAの顎を少し上に向けさせ口を探しだした。
半開きになってるAの口にちゅっとキスをした。
まだ自分もぼーっとしているが本能でキスを繰り返した。
寝ぼけながらAの口にハムハムしていると、向こうも応えてきた。
『…んっ…ふっ…ん』
あまりなかった意識がだんだんと覚醒してくるのがわかった。
するとAが俺の耳と頬を隠すように触ってきたので舌を入れて深いキスに変え、脚を絡めた。
『…んっはぁ…んっ…ん…』
背中に回していた手をAの太ももに這わせる。
優しく撫でてお互いの下半身をギュッとくっつける。
長い間離れていなかった唇を一旦離し、俺はAの上に跨った。
見上げてくるAはまだちゃんと意識が戻ってないのかとろんとしている。
Aの顔の横に肘をついて上から覆いかぶさってキスを再び始めた。
『ん…英ぁっ……』
とキスをしながら名前を呼ばれた。
その瞬間俺は右手をAのTシャツの下から手を入れて片方の膨らみを触った。昨日も愛し合ったあと寝たので下着はつけていなかった。
『やっ…』
Aの肩が強張った。
優しく揉んで、中心の突起物をつまんだり押したりすると、甘い啼き声が聞こえてきた。
『…あっ…んんあっ…』
口に手を当てて抑えている。
Aの声を聞いて自分の下半身に力が入った。
首にキスをしてから額同士をくっつけた。
「…今更だけど…最後までするから」
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2019年9月26日 15時
