灰羽リエーフ2 ページ22
ボーッとしていてリエーフの話しを聞いてなかった。
「A今日なんか変…なんかあった？」
そんな心配そうな顔しないでいいよと心苦しくなる。リエーフの大きさが気になってて上の空とか変態すぎる。
「…ううん！本当に大丈夫だから…大丈夫大丈夫」
最後の大丈夫は自分に言い聞かせた。
「なんかあったら言ってって言ってるよね？俺なんかした？」
「してないよ…」
「うそ、Aすぐ顔出るからわかる」
言わないとわからないよと言われて黙る。私は一呼吸置いて話し始めた。
「…今日、友達と話してたんだけど……」
真剣な顔で見てくるリエーフに、これからするハレンチ話しなのが申し訳ない。
「大きい人は…あの…そっちのほうも大きいよって言われて…リエーフはどうなの？ってなって…そんなの知らないよって……。だから変に意識しちゃって…ダメだ、私変態になってる」
リエーフの様子を見たら下を向いて顔が赤くなっていた。っていうか、私自身もすごい赤くなってるのがわがる。耳が熱い。
「…それでAは気になっちゃったの？」
「……っごめん、チラチラ見るつもりはなかったんだけど…！」
今日私がこんな変態のこと思いながら一緒に過ごしていたとリエーフに知られてしまった。リエーフは真剣に心配してくれてたのに、恥ずかしい。
「完全にそれ誘ってるよね…そんなこと言われたら我慢できないんだけど」
座っても結構な身長差があるリエーフに手首を掴まれて引っ張られた。
「じゃあ……俺のが大きいのか今から試そうか」
熱っぽい目で言われて私も呼吸が浅くなる。
ベットに移動して座らせられた。
「…本当は…最初にするのは俺から誘おうと思ってたんだけど…」
耳元で囁かれた。
"Aが煽ってくるとは思わなかった"
その直後リエーフの唇に捕まえられ、いつもより激しくキスされ、その濃厚さに私も気持ちが掻き立てられた。上を向きながらギュッとリエーフの脇の下から肩に手を回す。
「んっ…んぁっ…はぁ…」
「…A声えろい」
ちゅとリップ音を出してキスされてから横たわる。やっぱり外人の血が入ってるからなのか、そういう音とか出すの上手と冷静に思う自分がいる。
「…友達はなんか他に言ってた？」
「………入れるのは大変だけど……すっごい気持ちいいよって…」
自分で言ってて身体が疼く。
「……そしたら…俺と繋がって感じてほしい」
「…うん……感じたい……」
握る手に力を込めた。
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2019年9月26日 15時
