牛島若利 [酔った人] ページ18
[大学生設定]
「A、鍵はあるか」
『ほーい、鍵』
若利に支えられた私は鍵を渡した。
今日は久しぶりに白鳥沢のみんなと集まって飲んだ。みんなペースが早くて私も同じように飲んでしまったらあっけなく酔っ払った。
若利ちゃんと送ってけよーとみんなに見送られて、自宅に帰ってきた。
部屋に入り、トットッとリビングへ走ってベッドへ寝っ転がった。
「風呂はいいのか」
私の荷物を降ろして聞いてきた。
『入るー』
若利は自分の家かのように食器棚からコップを出して水を持ってきてくれた。
卒業間際で付き合って、大学生になり若利とはあまり会えてなかった。バレーの練習が忙しそうで会えても夜ちょっととかですぐ帰ってしまう。
ーーーー若利ってそうゆう気持ちにならないのかな
好きだから触れ合いたいと思うし、キス以上のことを望む。でも若利はそうではないみたい。
お風呂にお湯を入れて戻ってきた若利に酔った勢いを使った。
『若利ぃー、こっちきて』
「ん、どうした」
『ギューして』
上体を起こした私は若利に手を伸ばした。
隣に座って優しく抱いてくれた。
『もっと強くやってよ』
「どうしたA、いつもと違うな」
『うん、そうだよーん』
広い背中に手を回し肩に顔を埋めた。
…でもなんか足りない。
若利の頭を掴んでキスをした。
びっくりしたようだったがすぐに応えてくれた。
くっついては離れてを繰り返す。
甘いキスをしてるとお腹の下が疼く。次のことをしたくなる。
唇を離してから、
『若利と…もっとくっつきたい…全部ほしいって思うのはダメ？』
自分の想いを若利に伝えた。
「…今までAに嫌がられないように自分を抑えていた…もうその必要はないようだな」
ぼすっとベットに押し倒された。
試合で見たことのある目線を上から受けた。私もこれから起こるであろうことに期待した。
「……お前が煽ってきた……我慢してたぶん強く求めてしまうかもしれない……俺に最後まで愛される覚悟はあるか」
『…そんなのとっくにあるよ』
2人で求め合う。
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2019年9月26日 15時
