STARLIGHT ２ (ページ36)

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☆～side 剛典～ページ36

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「岩ちゃん、これ書こうよ」

長テーブルが並ぶテントに自由に書ける短冊が用意されていた

「………岩ちゃん、離して？繋いだままじゃ書けないよ」

彩が見つめる先には恋人繋ぎの手と手。

「………だよね…ちぇー」

「じゃあ早く書こう？」

「うん！！」

渋々離した手で短冊を取りペンを走らせた。

「何書いたの？」

彩の短冊を覗き見しようと首を伸ばしてみた

「見ちゃダメー！飾ろう」

彩は手で隠しながら笹にくくり付けて、俺も彩より少し上にくくり付けた

こっそり目線だけ下に向け、どうしても気になった短冊を見てみた

"ずっと一緒に居られますように剛典＆彩"

彩………来年も再来年も、おじいちゃんおばあちゃんになっても一緒に居ようね。

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「うわ、なに泣いてんの？泣き虫なんだから」

『………ｸﾞｽﾞｯ…だって……感動しちゃって。岩田さんも彩さんも大好きだから…嬉しい』

タオルで目元を抑え涙を拭うAの頭を撫でた

「俺はAの幸せも願ってるよ。短冊に書いちゃったもん、二人が結ばれますようにって」

2枚も書いた俺に彩は不思議がってたけど、内容を見たら「私の名前も書いていい？私もお願いしたいから」と言って笑ってたんだよ。