STARLIGHT ２ (ページ26)

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『うわ、フカフカ～』

部屋の真ん中に置かれたダブルベッドに、子供のようにダイブした

さすが、芸能人だー！
このフカフカ感は高級ホテルじゃなきゃ味わえない

「………A、パンツ見えてる」

忘れてた……スカートだったの。

『……最悪ー！早く出てって下さいー！』

急いで隠れるように毛布を腰まで掛けた

「……嫌だって言ったら？」

彼は急に真顔になって少しずつ近付いてくる

『な……なんで急に、男の顔に……』

私はベッドの背もたれまで下がり壁で行き場を失う

「だって……俺、男だもん」

ニヤッと笑ってベッドに上がった彼は私の膝に手を置いた

彼の顔が目の前まで近付いてきて

『あーーーー！』

咄嗟に大声を出してみたけど、表情を何一つ変えない彼の唇の感触を感じた。

「泣かれたら困るから、デコで我慢しとく。パンツ出したAが悪い」

そう言って、ちっとも痛くないデコピンをして部屋を出て行った。

なんだ今の………

ドキドキしちゃったじゃないか！

寝よう！寝て忘れよう！

頭まで布団をかぶり、目を閉じてみたけど……

忘れさせてくれないこの香り……

私を包むのは……………臣さんの香り。