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ゆっくり、ゆっくりと隆二さんが近づいてきて
ゆっくり、ゆっくりと私は目を閉じた。
柔らかく触れた唇、頬を撫でる優しい手
会いたかった……すごく会いたかったよ
好きだよ………大好きだよ
ねぇ、隆二さん……私の気持ち伝わってる?
「………だいす…き」
唇を重ねたまま、溢れる想いを口にした。
「……俺も……だいすき」
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両手を繋いで向かい合う隆二さんは、私の大好きな笑顔を見せてくれている。
「皆の事付き合わせちゃったから、俺先に帰るよ」
「えー、私も一緒に帰る!」
「打ち上げだろ?俺が敬浩さんだったら、先に抜けられたら付き合いわりぃって思っちゃうよ」
「……………わかった」
「ちゃんと起きて待ってるから!最後まで楽しんで来な?ごめん、店まで来ちゃって」
「早く私に会いたかったんだよねー隆二さん!」
「……………そーですねー」
隆二さんと個室に戻ると臣さんが私たちの部屋に居て、敬浩さんになんだかペコペコしてるみたいだった。
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作者名:taka | 作成日時:2016年1月18日 2時